エピローグ7
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
た。
その中でだ。彼はこう妹に言った。
「まさかな」
「軍に残ることは考えてなかったのね」
「ああ、元の海賊に戻ると思ってた」
そうだったというのだ。
「それがな。軍に残るなんてな」
「まあね。元々前科者になるし私達」
海賊行為自体がだというのだ。
「それを考えたらね」
「逃げられないか」
「軍に残るなら前科は問わないって言ってくれるし」
そうだというのだ。
「だから残ったんだしね」
「あの親父がそれでいいって言ったな」
「まあ色々とあったからね、お父さんも」
具体的にはだ。どうかというとだ。
「リーさんとしょっちゅう衝突して」
「あの二人本当に仲いいよな」
「リーさんがいるから軍に残るみたいだしね」
「それもあってなんだな」
「そうみたいよ」
「そうか」
話を聞いてだ。とりあえずだった。
カズマも納得した。そのうえでパトロールをするのだった。
そしてだ。他のブレスフィールド一家は。
ハガネの艦橋にいた。今はリーはいない。
ブレスフィールドがだ。こう言った。
「暇だな」
「暇ですか?」
「今は」
「うむ、暇だな」
こうだ。シホミとアカネに言うのである。
「どうもな」
「そうですね。ですが」
「御給料は入るから」
「はい、軍人でいるだけでですよ」
それをホリスも言う。
「これっていいことですよ」
「わしは一攫千金の方が肌に合ってるが」
それでもだとだ。ブレスフィールドは笑って言った。
「まあいい。このまま軍人として生きるか」
「そうしますか」
「あの堅物艦長と一緒に」
「あの艦長をからかうのが今の一番の楽しみだ」
堂々と言う彼だった。
「では今日もな。艦橋に来ればな」
「やれやれ、本当に仲がいいですね」
ホリスもそんな彼に苦笑いだった。
元の世界に戻って。アークライト達は。
それぞれのマシンを前にしてだ。こう話していた。
「終わったな」
「そうね」
エルリッヒがアークライトの言葉に頷く。
「長い戦いだったけれど」
「それが終わった」
「しかしだ」
リッシュが言う。
「また何かあればな」
「そうね。その時はね」
リッシュの言葉にセレインが応える。
「また、ね」
「この機体に乗ることになる」
こう言うリッシュだった。
「その時はまた来るだろう」
「しかしだ」
今度はブラッドが言う。
「次の戦いも一人ではない」
「そうだな」
カーツがブラッドのその言葉に頷く。
「俺達がいて様々な世界の仲間達がいる」
「だからだ」
それでだとだ。ブラッドはまた言った。
「今は一人じゃない」
「そうね。だからね」
「絶望なんてしないで」
マナミとアイシャも言う。
「若し戦いが起こって
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ