エピローグ5
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エピローグ5
鋼鉄ジーグ
宙は家族にだ。こう話していた。
「俺はもう戦わない」
「じゃあ私達と一緒に」
「このお家で一緒なんだね」
「ああ、そうだ」
微笑んでだ。母と妹に話すのだ。
「社長として。頑張っていくさ」
「そうね。じゃあ私達も」
「この会社大きくしていきましょう」
「ははは、本当に小さな会社だけれどな」
それでもだとだ。宙は笑って応えた。
そしてその彼にだ。美和が言う。
「宙さん、よかったら私も」
「ああ、ミッチーもな」
「手伝わせてくれるから」
「そうしてくれないか?正直人手不足なんだな」
「ええ、それじゃあ」
宙は最強のサイボーグとして日常の日々に戻った。彼の新しい人生は家族、そしてパートナーと共にだ。今幕を開けたのであった。
ブレンパワード
カナンはラッセ、ナンガに話していた。
「もうブレンもね」
「そうだな。終わったからな」
「後は眠らせるだけだな」
二人もカナンのその言葉に応えて言う。
カナンも二人の言葉に頷きそのうえでだ。ラッセに対して言うのだった。
「ラッセは」
「ああ、少し療養する」
身体の話だった。彼の。
「幸い完治しそうだ」
「そうなのね」
「病状の進行は思ったより遅かった」
まことに幸いなことにだ。
「だからだ。これからな」
「ええ。それで退院したら」
「何をするんだ?」
「二人で何処かに行きましょう」
こうラッセに言うカナンだった。
「その時はね」
「二人でか」
「そう、二人で」
ヒギンズはまた言った。
「貴方が嫌ならいいけれど」
「いや、いい」
いいとだ。ラッセは答えた。
「喜んでな」
「そうしてくれるのね」
「ああ、そうさせてもらう」
ラッセもだ。微笑んで答えるのだった、
カントとナッキィはこの時。ヒギンズと共にいた。シラーもいる。
ヒギンズがだ。そのシラーに問うた。
「これでいいのね」
「ああ。これが私の選んだ道だ」
こう答えてだ。彼女が向かう場所は。
保育園だった。そこに向かいながら言うのである。
「これからは子供達の相手をしてだ」
「生きていくのね」
「そういえばシラーさんって」
「そうだったよな」
ここでカントとナッキィも言う。
「子供好きだったんですね」
「ずっとな」
「意外か?」
その二人にこう問い返すシラーだった。
「私が子供好きで」
「いえ、ただそれがです」
「あんたの選んだ道なんだって思ってな」
「夢の一つだった」
ふと遠い目になりだ。シラーは話す。
「子供達の相手をして生きるのは」
「それでなのね」
「そうだ。だから私は保母になった」
それでだというのだ。
「そして
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