エピローグ4
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「それは秘密だ」
同道とだ。こう言い切ってしまった。
「また言う
「そうですか」
「今はですか」
「ああ、クラン中尉」
だがここでだ。ヘンリーが傍を通ってだった。クランに言った。
「ミシェルが校門のところで待ってるってな。言ってたぜ」
「そうか」
「ああ、そうですか」
「そういうことですか」
クランは無意識のうちに応えたが二人はちゃんと聞いてしまった。それでだ。
二人で彼女を横目で見て笑ってだ。こう言うのだった。
「中尉もこれで」
「隅に置けないですね」
「くっ、しまった」
言ってから気付いた。しかしもう遅かった。
テムジンはゼントラーディのエリアでだ。ブレラの話を聞いていた。
「軍に残るのは同じだな」
「そうだな」
「クラン達とな」
もっと言えばヘンリーもだ。テムジンはさらに言う。
「それでか。これからはか」
「あいつは任せた」
こう答えるブレラだった。
「あの男にだ」
「それであんたはあれだな」
「ランカからは離れる」
そしてその理由も話した。
「あいつはにはあの男しかいないからだ」
「そうか。身を引くか」
「そうする。そして俺はだ」
「あんたは?」
「軍に残る。地球に行く」
そうするというのだ。
「そしてそこで地球を守りながらランカの幸せを祈ろう」
「そうか。じゃあそうしなよ」
「ああ。ではな」
「ああ、またな」
戦友同士としてだ。別れる二人だった。ブレラも今確かにそうしたのだった。
ナナセはエリエラ、そしてエイジスと喫茶店で会っていた。彼等はこうナナセに話す。
「私達は軍に残るわ」
「そのうえであの星に向かうからな」
「そうですか。あの星に行くのは」
そのことがどうかとだ。ナナセは明るい顔で言った。
「私と同じですね」
「そうね。それはね」
「その通りだな」
二人もナナセの言葉にその通りだと頷いた。
そしてだ。二人で彼女に言った。
「じゃあ今は」
「ルカも読んでな」
「あっ、実はもう読んでまして」
何とか既にだというのだ。
「もうここに来ます」
「あら、そうなの」
「早いな」
これには二人も驚いた。そして実際に。
ルカもだ。この場に来てだった。
ナナセにだ。笑顔で言うのだった。
「ええと、デートですよね」
「はい、今から」
「エリエラさん達とですね」
「ダブルデートどうでしょうか」
「いいですね」
笑顔で言う彼だった。
「なら今から」
「はい、それでは」
「ああ、二人共」
「もうそこまで」
これにはエリエラもエイジスも驚きを隠せなかった。
しかもだ。そこにだ。
ミシェルも来てだ。笑顔で話すのだった。
「ああ、奇遇だな」
「そうですね。ところでミシェルも」
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