エピローグ4
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「ちょっとな」
素直な返答だった。
「そんなイメージじゃなかったんだがな」
「けれど。凄いでしょ」
「ああ。フルコースじゃねえか」
見ればだ。テーブルの上に多くの料理が並べられている。それを見てだ。
霧生は感心してだ。こう言ったのである。
「食いきれるか?俺が」
「あんたなら大丈夫でしょ」
「随分と適当な言い方だな」
「別にそうは思わないけれどね
「じゃあ霧生」
あらためて言うレトラーデだった。
「皆で食べよう」
「そうだな。けれどな」
「けれど?」
「何かあったの?」
「三人共軍に残るなんてな」
彼が今言うのはこのことだった。
「それも縁だな」
「そうね。確かにね」
「縁に他ならないわね」
二人もそのことを認める。
「これからも。色々とあるでしょうけれど」
「何時までもね」
「ああ、一緒にやっていこうな」
楽しく言う霧生だった。そのうえで乾杯してミスティの手料理を食べる彼等だった。
超時空要塞マクロス2 -LOVERS AGAIN-
ヒビキもだ。軍に残った。
そして同じく軍に残ることにしたシルビーとネックスに話した。
「軍には残ってもな」
「そうね。新しい配属先はね」
「全然違うな」
「俺は日本になった」
ヒビキは祖国への配置になったのだ。
「横須賀にいるからな」
「そう、あの街にいるのね」
「これからは」
二人も彼の話を聞いた。そして次は。
シルビーがだ。こう二人に話した。
「私は月よ」
「俺は火星だ」
同時にネックスも話した。
「御互い離れるけれど」
「縁があればな」
「ああ、また会おうぜ」
ヒビキは笑顔で二人に告げた。
「絶対にまた会えるからな」
「そうね。もう月も火星もね」
「どうってことはない距離になったからな」
「銀河も狭くなったわ」
「それでそのせいでな」
星が違っていても会えるようになった。そういうことだった。
そうした話をしてだった。彼等は今は笑顔で別れたのだった。
マクロス7
レイはビヒーダに話していた。
「明日だな」
「そう、明日」
こう返すビヒーダだった。
「明日にまたマクロス7に乗って」
「それで出航だ」
「銀河の何処かを目指して」
「新しい地球を求めてな」
「じゃあ行こう」
「ああ、今からな」
こんな話をするのだった。そして。
金竜はドッカーにフィジカ、それにガムリンと共に格納庫にいた。そこで彼等のバルキリーを見ながら。その中でこんな話をしていた。
「またこうして一緒になったんだ」
「それならですね」
「これからは」
「そうだ。四人で銀河に出るぞ」
笑顔で彼等に話す金竜だった。
「マクロス7でな」
「そうですね。これからも四人で」
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