エピローグ3
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わ」
「有り難う・・・・・・」
エイジは一人ではなかった。仲間達もいた。地球とグラドスのあらたな関係ははじまったばかりだった。
ゲイルはジュリアに話していた。グラドスの新たな星において。
「これから。はじまる」
「そうね。グラドスの新しい歴史が」
「困難なはじまりになる」
それは間違いないとだ。ゲイルは言った。
「私達はあまりにも罪を重ね過ぎた」
「銀河でグラドスを怨んでいる者は多い」
「そう。あまりにも多い」
そのことはだ。拭えないものだった。
「だからこそ。苦難のはじまりになる」
「けれどそれも」
「受け入れないとならない」
こう話すゲイルだった。
「けれど私達はそれでもだ」
「ええ、はじめましょう」
「今から」
こうした話をしてだ。彼等ははじめるのだった。
「グラドスの。これまでの歪んだ過去を忘れずに」
「新たな未来を歩む為に」
その為に動くことを誓い合ってだった。グラドス人は偏見を捨ててあらたに歩きはじめていた。
六神合体ゴッドマーズ
「ではな、マーズよ」
「兄さんはこれで」
「そうだ。ギシン星に戻る」
そうするとだ。マーグは微笑んでタケルに話していた。
「そしてそのうえでだ」
「ギシン星を復興させるんだね」
「戦いは終わった。そしてギシン星を支配していたズールも倒れた」
それならばというのだ。
「そして彼等は私を待ってくれている」
「兄さんを。国家元首に迎えて」
「だからこそだ。私は彼等の期待に応えたい」
それでだというのだ。
「だからだ。今は」
「お別れだね」
「また。地球に来る」
マーグは弟にこんなことも話した。
「その時にまた会おう」
「そうだね。それじゃあ」
「司令、いえマーグ様」
ロゼはマーグを見て彼に声をかけた。
「私も」
「ロゼも一緒に来てくれるのか」
「はい」
そうだと。ロゼはこくりと頷いてマーグの問いに答えた。
「それは駄目でしょうか」
「頼む」
「では」
「そうだ。共に来てくれ」
微笑みだ。マーグはロゼに言った。
「私と共に」
「わかりました。それなら」
「二人でギシン星を立て直そう」
マーグは一人ではなかった。タケルもいてそうしてだった。生涯の伴侶もいた。彼は幸せだった。
そしてタケルも。彼には。
ケンジがだ。笑顔で声をかけてきた。
「ではタケル」
「はい、これからは」
「大塚長官のところに戻る」
そうするというのだ。その大塚もいてだった。
こうだ。彼に対して言ってきたのだった。
「ではこれからも頼むぞ」
「はい」
タケルは微笑みマーグに答えた。
「そうさせてもらいます」
「これからは戦いはメインじゃないですよね」
「ああ、そうみたいだな」
ナ
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