エピローグ2
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はまだまだ復興の中にありますから」
「ううん、インフラへの投資が凄いことになってるからね」
「はい。それでどうされますか?」
「これからのことだね」
「はい、その赤字は」
「仕方ないね。足りない部分は」
どうするかというとだった。
「借金だね」
「やはりそれですか」
「仕方ないよ。それじゃあね」
「わかりました。では」
彼等は多忙だった。ユウナは特にだ。しかし希望は見えていた。
アウルはだ。ぼやきながらスティングに言っていた。
「で、ステラは?」
「だからあいつザフトだよ」
「へっ、じゃあシンとかよ」
「そうだよ。一緒だよ」
そこにいるというのだ。
「まあ機会があれば会えるからな」
「そうか。で、俺達はこれからどうなるんだ?」
「ああ、俺達か」
「そうだよ。どうなるんだよ」
「連邦軍に残るだろ」
何故知らないかといった口調だった。
「ずっと言われてるだろ」
「そうだったのか」
「そうだよ。だからな」
「就職は決まってるからか」
「これからもやっていこうな」
「そうするか」
そんな話をしてだった。二人も生きていくのだった。
アーサーは相変わらずタリアにぼやいていた。
「暇になったのはいいですけれど」
「それが嬉しいのではなくて?」
「何かですね」
それがだ。どうかというのだ。
「最近またあの九一三の奴に狙われてて」
「ああ、あのサイドカーに乗ってる仮面の戦士ね」
「ずっと天敵になってるんですよ」
「困った話ね」
「ええ。それで艦長は」
「私は?」
「議会に入るお話は」
タリアにはそうした話が来ていたのだ。
「それは」
「断ったわ」
「えっ、そうされたんですか」
「ええ。軍に残るわ」
それを選んだというのだ。
「このままね」
「それはまた勿体無い」
「いいのよ」
微笑んでだ。タリアはこうアーサーに話す。
「私は政治家なんて柄じゃないから」
「だからいいんですか」
「ええ。軍人のままでいいわ」
こう言うのである。
「ずっとね」
「じゃあミネルバの艦長は」
「ああ、それね」
「はい、どうされますか?」
その話になる。
「昇進されるんですよね」
「将官にね」
「だったらもう艦長はできないですよね」
「ええ、そうよ」
それはその通りだというのだ。
「司令官になるから」
「艦隊のですね」
「ええ。それでね」
タリアはここでアーサーの顔を見た。
そのうえでだ。にこりと笑って彼に告げた。
「これからは任せたわ」
「えっ、任せたって」
「だから。次の艦長は君よ」
「私がですか」
「少し頼りないけれど」
このことも言いはしたがだった。
「任せたわよ」
「はい、それじゃあ」
「ううん、アー
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