エピローグ1
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ルトフェルドは今度はキラに問うた。
「君はオーブ軍に入ったんだね」
「はい、そうです」
「それで今回は」
「エスコート役として派遣されました」
「そうだったね。それでだったね」
「あと。ラクスから」
にこやかに笑ってだ。キラが話す。
「そろそろと言われています」
「ははは、そうかそれはいいことだ」
「何かこういう話って進む時は急ですね」
「縁だからな」
「縁だからですか」
「そう。縁は進むものだよ」
そうだと話すバルトフェルドだった。
「急にね」
「そうして結ばせてくれるんですね」
「その通りさ。後はその縁に全てを任せることだ」
「わかりました」
キラは澄んだ笑みで頷いたのだった。その目の前では。
ラクスがだ。そのミーアとにこやかに笑って話していた。
「それではラクスさんは」
「はい」
「これからは歌手としてですね」
「活動していきたいと思っています」
こうミーアに答えるのである。
「戦いから離れて」
「そして政治は」
「私は歌手です」
だから政治はというのだ。
「歌でできるものをしていきたいと思っています」
「なら私は」
「ミーアさんは?」
「声のお仕事で」
声優としてだ。彼女は言うのだった。
「できるものをしていきたいです」
「そうですね。それではですね」
「はい、二人で」
「そうしていきましょう」
「これからも」
ミーアと心を交えさせてだ。話すラクスだった。彼女も新たな道を歩んでいた。
アスランは。イザーク達と話していた。全員白服である。
自分の白服を見てだ。アスランはいささか困惑した顔だった。
「どうもな」
「どうしました、アスラン」
「いや、白服は」
「佐官の服が何か」
「汚れが怖いな」
それが心配だというのだ。
「赤はそれ程目立たないからな」
「そうですね。それは確かに」
ニコルもだ。アスランのその言葉に頷いて言う。
「白服はそこがですね」
「どうしても気になるな」
「全くだぜ」
ディアッカも苦笑いと共に話す。
「功績が認められての昇進は嬉しいんだけれどな」
「御前はよく昇進できたな」
イザークがそのディアッカに言った。
「ロンド=ベルに入ったことは問われなかったのか」
「ああ、そっちはな」
「よかったのか」
「不問ってことにしてもらったよ」
そうだとだ。イザークに話すのである。
「功績を認められてな」
「そうか。それはよかったな」
「ああ。しかしな」
ここでまた言うディアッカだった。
「やっぱりこの服はな」
「汚れが気になるか」
「これからはそれを注意していくか」
「確かに。俺もだ」
無論イザークも白服だ。その姿で言うのである。
「この色はな」
「かえって気になる
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