エピローグ1
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言い切った。
「酒こそが人生なのよ」
「あの、昨日まさか」
「フラガ少佐と何か」
「あのね、よりによって間違えたのよあいつ」
もうあいつ呼ばわりになっていた。
「私とミサトをね」
「それは仕方ないのでは?」
「私もそう思います」
二人は即答だった。
「声だけではとても」
「区別がつきません」
「普通間違えるかしら。自分の奥さんを」
しかしだ。ミサトはまだ言う。
「幾ら似ていても」
「時々同じに聞こえますから」
「というよりかは常に」
「私は間違えないわよ」
マリューは間違えないというのだ。
「シラカワ博士やガムリン君達とはね」
「では何とか殺す、とか仰ると」
「その場合は」
「ちょっと自信ないかも」
ムウも色々な事情がある。
「あの夜叉の狼よね」
「はい、天空です」
「戦記の世界です」
「あっちの世界とも縁があったわね」
ムウの縁もかなりのものがあるのだ。
「複雑なことよね」
「ですからそれは」
「仕方ないのでは」
「そういうものかしら」
「あの、ですからもう」
「飲まれるのは」
声のことは納得してもだった。飲むことは止めないマリューだった。そこにコジローが来てだ。
「艦長、おつまみ持って来ましたよ」
「何かしら」
「はい、お好み焼きです」
舌はロンド=ベルの時のままだった。
「それでいいですよね」
「ええ。じゃあアークエンジェルのクルーとしてまだまだ飲むわよ」
「全く。艦長にも」
「困ったものです」
そう言うナタルとノイマンも楽しんでいる。そんな状況だった。
カガリはだ。港でだ。アサギとマユラ、ジュリに話していた。
「それで御前達は」
「はい、引き続いてです」
「軍に残りました」
「カガリ様の警護担当として」
それで残っているというのだ。
「キサカさんの下にいますので」
「何かあればキサカさんにお話して下さい」
「すぐに飛んで来ますから」
「そうか。それならだ」
三人の言葉を聞いてだ。カガリは。
「シンをだ」
「あいつを?」
「あいつをどうするんですか?」
「すぐに連れて来い」
こんなことを言うのだった。
「今すぐここにだ」
「またどうしてですか?」
「どうしてあいつをここになんですか?」
「それはどうしてでしょうか」
「決まっている。殴る」
相変わらずだった。
「あいつこの前インタヴューで私のことを言っていたな」
「ええ、何か猿だとか」
「暴力女とか」
「あんなの女じゃないとか」
「許せん!徹底的に殴ってやる!」
闘争心剥き出しの言葉だった。
「今度こそ地獄に落としてやる!」
「あの、カガリ様」
そこに来たキサカがカガリに呆れた声で言う。
「それは幾ら何でも」
「駄目か
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