エピローグ1
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ま」
「それでなのですが」
「御昼ですが」
「少し。あの店に行きます」
こう言ってだ。姉の経営するその喫茶店に行くのだった。そこで学校にも通っている姪とも会いだ。幸せな時間を過ごすのだった。
機動戦士ガンダムSEED
「いやあ、本当にね」
「色々あったよな」
カズイにトールが話す。二人は今オーブにいる。
「俺一回船降りたしね」
「俺一回撃墜されたし」
しかしそうしたことも。
「大昔みたいだよな」
「今はさ」
「そうだね。本当に今は」
サイもだ。昔を懐かしむ目で話す。
「夢みたいだよ」
「そうよね。あれだけのことが一杯あったけれど」
ミリアリアも言う。
「今じゃね」
「何か現実じゃないみたいだよ」
「どうもね」
「ええ。それでサイ」
フレイはサイにだ。こう言うのだった。
「これからどうするの?」
「これからって?」
「何言ってるのよ。皆で遊びに行こうって言ってたじゃない」
彼女が話すのは今のことだった。
「それよ。どうするの?」
「ああ、それじゃあ」
「何処に行くの?」
「テーマパークにしようか」
彼が言うのはそこだった。
「そこに行こうか」
「そうね。いいわね」
フレイはサイのその言葉に笑顔で応える。ただしだった。
彼女はここでだ。こんなことも言った。
「ただ。シンとカガリは一緒にしないでおきましょう」
「あれっ、あの二人今」
「オーブにいるの?」
「確かいないわ」
ミリアリアがカズイとトールに答える。
「シンはプラントに戻ったし」
「で、カガリは仕事で他の国か」
「そうなんだ」
「今カガリも忙しいわよ」
フレイもこのことを話す。
「正式にオーブの国家元首になったしね」
「大丈夫かな」
サイは少し苦笑いになってそのカガリのことを言った。
「カガリで」
「ううん、どうかしら」
ミリアリアも少し苦笑いだった。
「カガリだからね」
「少し不安だよね」
「かなりね」
少しどころではなかった。
「あの娘のことだから他の国の要人の人殴ったりとか」
「少なくともシンと会ったら」
「絶対に喧嘩するしな」
これはもう確実だった。
「そんな奴だからな」
「大丈夫かな」
こんなことを話しながらだ。彼等はテーマパークに向かう。絆はそのままだった。
マリューはこの時飲んでいた。相手は。
「あの、艦長」
「幾ら非番とはいえ」
ナタルとノイマンがだ。困惑する顔で彼女に言う。
「飲み過ぎではないですか?」
「ビールを大ジョッキで何杯もとは」
「いいのいいの」
おっさんそのままの仕草で飲みながら。マリューは応える。
「人生とは何ぞや」
「いきなりそう言われましても」
「返答できませんが」
「酒よ」
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