第百三十四話 今遥か遠い彼方
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いてくれて」
「俺達は戦ってこれたんだ」
そして。次は。
「虎王機」
ブリットは彼に声をかけた。
「俺は御前がいたから今まで戦ってこれた」
「私も」
クスハは龍王機にだった。
「ずっと一緒だったわね」
「だがこれでもう」
「御別れね。けれど」
それでもだった。二人は。
「俺達は御前達を決して忘れない」
「後はゆっくりと休んでね」
微笑みだ。彼等に声をかけたのだった。
するとだ。彼等もまた。
昇華していった。こうして彼等の戦いも終わった。
そしてだ。あらためてだった。
「では諸君」
「はい」
「これで、ですね」
「そうだ。作戦終了だ」
タシロが笑顔で全員に告げる。
「全ては守られたのだ」
「そして俺達は勝ったんだ」
「長い戦いがこれで」
「完全に終わったんだ」
今がその時だった。彼等は遂にだ。その長い戦いを。完全に終えて今母なる地球に帰ってきたのである。
第百三十四話 完
2011・7・4
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