第百三十四話 今遥か遠い彼方
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「イルイの力を!」
「汝のその力」
闇そのものになりだ。イルイを取り込もうとしていた。
「我に」
「奴はまだ」
「その様だな」
ゼンガーにレーツェルが応える。
その彼を見てだ。
「ケイサル=エフェス!」
「貴方には!」
「イルイは渡さない!」
「絶対に!」
クスハとブリットが叫びだ。
そして。
「俺は因果律の番人として」
「もうこれ以上ね!」
クォヴレーとセレーナもだった。
「貴様を倒す」
「絶対にね!」
「ミナキ!」
トウマもだった。
「俺は行く!」
「行くのねトウマ!」
「もう一度止めを刺す!」
まさにその為だった。
「あいつを倒す!」
「わかったわトウマ!」
「これでだ!」
四機のマシンが同時に攻撃を浴びせてであった。それで。
神を止めた。しかし。
今度はだ。その完全に止まった筈の身体からだった。
「何っ!?」
「今度は一体」
「どうなったんだ!?」
「黒い光!?」
「あれは!」
「最早こうなれば」
神がだ。黒い光の中で言うのだ。
「ここで。滅び」
「イルイちゃんも俺達もか」
「巻き添えにしてか」
「滅びるつもりか!」
「そうだ。我は只では滅びぬ」
まさにだ。死なば諸共だった。
「ここで汝等も」
「ゲペル、貴方は」
「ナシム、汝もだ」
そのだ。イルイにもだというのだ。
「滅んでもらおう」
「くっ、そしてこの世界を」
「我が滅び。その力で」
「消し去るつもりですか」
「そうだ。全てを無にする」
その為にだというのだ。
「我が滅び。そして」
「それなら・・・・・・」
イルイはここで、だった。
イデオンを見てだ。その力を放ったのだった。すると。
「!?コスモ!」
「な、何だ!?」
「これは!」
イデオンのパイロット達が全員放り出されたのだった。
そしてだ。操縦者のいなくなったイデオンは。
神に突進してだ。その力で。
「なっ、クスハ達を救って!?」
「そして!?」
「まさか、あいつと」
「ケイサル=エフェスと!」
そうしようとしていることがだ。誰にもわかった。
「相打ちになるつもりかよ」
「そうしてか」
「消えるんだな」
「そうなるんだな」
「いかん!」
しかしだ。その力があまりにも強過ぎた。
イデオンと神の双方の力の激突を見てだ。大河が叫んだ。
「総員退避!」
「えっ、トウマ達は!」
「いいんですか!?」
「あのままですと!」
「助けられません!」
「彼等の力を信じるしかない!」
そのだ。彼等をだというのだ。
「このままでは我々がだ!」
「あの爆発に巻き込まれて」
「それでだっていうんですね」
「ここで。終わってしまう」
「だから
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ