暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百三十二話 孫光龍の正体
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のです」
「だからか」
「あれだけの力が二人からか」
「放たれているっていうのか」
「その通りです。そしてその力で」
 まさにだ。その力でだった。
「二人はその因縁を終わらせます」
「行きます!」
 クスハが叫んだ。
「百邪を討つ為四神の力今ここに!」
「龍虎河車!雀武周天!」
「主観!兜串八卦炉!」
 その八卦が応龍機の下を覆い。
 八文字の言葉と共に八卦が柱となり刻まれ。
「真龍虎王奥義!四神真火八卦陣!」
 黄金に輝くクスハが力を放ち。
 その八卦にこれでもかと炎となった気を放出する。それが応龍機、そして孫光龍を襲い。
 最後に印を封じた。するとだった。
 二人の攻撃を集中的に受けた孫も。遂にだった。
「くっ、まさかこの僕がここで」
「孫光龍、勝負ありだ!」
「私達の勝ちです!」
「そうだね。その通りだよ」
 忌々しげであるがだ。彼も二人の勝利を認めるのだった。
「まさか今の僕に勝つなんてね」
「早く脱出しろ」
 ブリットがその孫に告げる。
「そして何処か他の場所で生きるんだ」
「貴方も。もうこれで」
「ははは、僕がこれからも生きるだって?」
 孫はだ。彼等にこう返したのだった。
「馬鹿を言っちゃいけないよ」
「何っ、それじゃあ」
「貴方はここで」
「そうさ。僕はここで倒れる」
 そのことを二人に言うのである。
「そのうえで主のところに行くのさ」
「死ぬというのか」
「この遥かな未来で」
「そうさ。それもまた一興」
 こう言ってだ。それをよしとしている孫だった。
「それならそうさせてもらうよ」
「そう言うのか」
「貴方は本当に」
「さて、僕を倒したからには教えてあげるよ」
 孫は死にゆく状況でロンド=ベルの面々に告げる。既に彼が率いていた軍も全滅し残っているのは彼だけだった。その孤独の中での言葉だった。
「僕の主」
「ああ、本当に誰なんだ?」
「その今の主ってのは」
「一体」
「まあ既に知ってる人達もいるけれど」
 ちらりと。シュウとクォヴレーの方を見ての言葉だった。
「言おうか」
「それで誰だ?」
「あんたのその今の主」
「何者なんだよ」
「何処の誰なのよ」
「霊帝さ」
 それだとだ。孫は答えた。
「真の霊帝さ」
「真の霊帝!?」
「何だそりゃ」
「ルアフならバルマーで倒しただろうに」
「それで何で霊帝なんだ?」
「話が通らないじゃない」
「そのルアフも宰相のシヴァー=ゴッツォも」
 だが孫の話は続く。
「自分達が神であり神であろうとしたけれど」
「はい、その真の霊帝の存在には気付いていませんでした」
 シュウがここで話した。
「バルマーの殆んどの者がです」
「気付いていたのはバルマーでも一人だった」
 クォ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ