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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百二十九話 思わぬ和解
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                 第百二十九話 思わぬ和解
 整備と補給を終え再び進撃するロンド=ベル。その彼等にだ。
「もう来るのか」
「敵の第二陣かよ」
「その数七十億です」
 メイシスが話す。
「それが第二陣です」
「第一陣より二十億も多いのね」
 リツコはそれを受けてこう言った。
「やっぱり敵もね」
「本気だということね」
「そうね。ところでメイシス」
 リツコはそのメイシスに話すのであった。
「貴女前から思ってたけれど」
「わかるわ。私も貴女も」
「同じね」
 微笑んで言うリツコだった。
「御互いにね」
「そうね。最初に会った時から思っていたわ」
 これも二人共だった。
「そうした相手がいるのはね」
「やっぱりいいわね」
「そうなんですよね」
 レフィーナも出て来て笑顔で話す。
「私も実は」
「はい、私ですね」
 サリーが笑顔で出て来る。レフィーナと同じ笑顔だ。
「そうですね」
「そうよ。私達は同じね」
「外見も生まれ育ちも違うのに」
 それでもなのである。
「それでも」
「私にもそうした相手がいるなんて」
「とても嬉しいです」
「しかし。そういう人間関係って多いな」
 首を傾げて言うのはアルトだ。
「俺はそういう相手がいないのがな」
「残念ですよね」
 慎悟も彼に同意する。
「僕も少し」
「そうよね。寂しい話ね」
 神代も二人と同じ意見だった。
「仕方ないけれど」
「とにかく話を戻すけれどね」
 リツコがあらためて話す。
「敵がまた来るわ」
「その七十億の敵がか」
「こっちに来るんだよな」
「ちょっとなあ。五十億の次は七十億」
「洒落にならないよな」
 彼等は真剣な顔で話していく。
「その七十億の敵にどう向かうか」
「問題はそれだけれど」
「さて、それじゃあ」
「頭を切り替えて」
「それでいくか」
「そうしよう」
「戦っているのは我々だけではない」
 タシロも皆に話す。
「誰もが同じだ」
「そうですね。殴り込み艦隊の皆が」
「宇宙怪獣と戦いながら進んでいますよね」
「銀河の中心に」
「最後の戦いに」
「だからだ。我々もだ」
 また言うタシロだった。
「一歩も引く訳にはいかないのだ」
「わかりました。いえ、あらためてわかりました」
「だから七十億でも百億でも」
「敵に向かいましょう」
「俺達が生き残る為に」
「そうしましょう」
 こうした話をしてだった。彼等は敵の第二陣にも向かうのだった。その彼等の前にだ。
 宇宙怪獣の大群が来た。その数は。
「七十億、間違いない」
「数はドンピシャか」
「少なかったらよかったんだがなあ」
「そうはいかないか」
「おそらくだが」
 副長が出撃するロンド=ベルの
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