第百二十八話 最後の戦いへ
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「それじゃああいつとの最後の戦いの前に」
「彼等との戦いになります」
そうなるというのである。
「では。宜しいですね」
「ええ、わかってますから」
こうシュウに答えるチカだった。
「あたしもこうなったらとことんまで付き合いますよ」
「そうしてくれますか」
「だってあたしはですよ」
「貴女は?」
「ファミリアですから」
だからだというのだ。
「御主人様と何処までも一緒ですよ」
「有り難い。それでは」
「実際にですね」
チカはシュウにこうも話した。
「あたし御主人様好きですよ」
「ファミリアとしてでなくですね」
「ええ、御主人様って人間が好きなですよ」
そうだと話すのである。
「大好きですよ」
「大好きですか」
「はい、本当に」
「そうですね。私もです」
「御主人様もあたしをですか」
「嫌いではありません」
こうチカに言うのである。
「決して」
「それは何よりですよ。両想いってことですから」
「そうですね。それではです」
「先に進みましょう」
こうしてだった。彼等は再び戦いに向かう。宇宙怪獣達との最後の戦いはまだこれからだった。はじまりに過ぎなかったのである。
第百二十八話 完
2011・6・13
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