第百二十二話 終わりなき総力戦
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れがそのまま」
「イデの思う壺だ!」
「ではここはだ」
ギジェがすぐに作戦を出した。
「敵の旗艦だ」
「そのカララさんの姉さんの旗艦をか」
「狙うのね」
「それしかない」
いささか無念を滲ませながらだ。ギジェは二人に述べた。
「あれを撃沈すればバッフクランも諦める筈だ」
「毎度毎度だけれどな」
「凄いハードルだね」
ビーチャとモンドはこう言いながらも慣れたものを見せている。
「仕方ない、やるか」
「それも迅速にね!」
「ここは五分だ」
ジェフリーが皆に告げる。
「時間をかければ周囲のバッフクランがこの宙域に集結してくる」
「だから五分」
「その間にですね」
「そうだ」
ジェフリーはエルとイーノにも述べた。
「わかったな」
「五分、これまたハードルが来たわね」
「そうだね。いつも通りだけれど」
「けれどな、やるしかないな!」
ジュドーが割り切って言ってみせる。
「やってやるぜ!その五分でな!」
「そうね。まずはやってみる!」
ルーも元気がある。
「いつも通りね!」
「周囲三千光年のバッフクラン軍が集結しつつあります」
シュウが話す。
「五分で片付けなければです」
「三千光年って」
「何だ、その距離は」
プルとプルツーはその距離に唖然とする。しかしだった。
何はともあれ戦いに入った。ハルルの旗艦を狙って一直線に進む。
「左右の敵は無視しろ!」
「あの旗艦だけを狙え!」
「前に来る奴だけを潰せ!」
「振り向くな!」
こう言い合いだ。彼等は突き進む。
前にいる敵機や敵艦をだ。まさに一撃でだった。
「どけ!」
「邪魔だ!」
ビームサーベルで両断しビームライフルで撃沈していく。火球が次々と起こる。
それを潜り抜けだ。ハルルの旗艦に向かう。ハルルもそれを見てだ。
「旗艦の前方に戦力を集中させよ!」
「は、はい!」
「了解です!」
「予想以上の速さと強さだ」
ハルルは言った。彼等はそこまでだというのだ。
「前に戦った時よりも強くなっているか」
「確かに。これはです」
「以前よりもです」
「強くなっています」
部下達も彼等に話す。
「このままでは旗艦に迫られます」
「やはり今のうちに戦力を前方に集結させてです」
「彼等を防ぎましょう」
「あと四分だ」
ハルルもこう言うのだった。
「四分だけ守れ」
「了解です」
「そして援軍と共にですね」
「彼等を包囲殲滅しましょう」
これが彼等の作戦だった。その話をしてだ。
彼等は時間を稼ごうとする。しかしだった。
それはならなかった。ロンド=ベルは彼等を寄せ付けずだ。
瞬く間にハルルの旗艦を射程に入れた。そして戦闘にいるだ。
イデオンが突っ込みだ。その拳でだ
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