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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百二十一話 出航!銀河中心殴り込み艦隊
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               第百二十一話 出航!銀河中心殴り込み艦隊
 運動会はミサトの提案通りエクセリヲンの中で行われた。しかしだ。
 ブルマはいなかった。それは誰もだった。
「皆半ズボンなんだね」
「当たり前でしょ、そんなの」
 アスカが怒った顔でシンジに言い返す。当然彼女もブルマではなく黒の半ズボンだ。その格好でだ。シンジに対して言い返すのである。
「今時ブルマなんてないから」
「そうだよね。もうなくなっちゃったんだね」
「そう、今は半ズボンよ」
 その半ズボン姿での言葉だ。
「動きやすいしね」
「だよね。動きやすいよね」
「それによ」
 さらに言うアスカだった。
「ほら、ブルマってあれじゃない」
「あれって?」
「下手したらはみ出るのよ」
 アスカは無意識のうちに無防備になって話すのだった。
「お尻とかショーツがね」
「ああ、アスカ今白だね」
「そうそう。白がね・・・・・・って」
 ここで自分で言ってしまったのだった。
「何言わせるのよあんた」
「自分で言ったじゃない」
「っていうか何で今日のあたしのショーツの色知ってるのよ」
「だって今朝ね」
「今朝って!?」
「皆で朝まで飲んで」
 やはり飲むことは忘れない彼等だった。それも祝いだったのだ。
「その時アスカ酔い潰れてたじゃない」
「ええと、ビール大ジョッキで十杯までは覚えてるけれど」
「それでスカートお臍のところまで捲り上げて寝ていて」
「そんなはしたない格好だったの!?」
「それからシャワーも浴びないで体操服に着替えただけだよね」
「それはそうだけれど」
「だからだよ」
 つまりだ。その時の下着のままだからだというのだ。
「それだと思ったけれどね」
「半ズボンから見えたわけじゃないのね」
「ああ、それはないから」
 それは否定するシンジだった。
「安心していいから」
「わかったわ。それにしてもあんた」
「何?今度は」
「あたしのショーツ見たのね」
 顔を顰めさせてだ。シンジに言うのだった。
「高いわよ。今晩ビール飲み放題ね」
「っていつも飲んでるじゃない」
「いいのよ、それでも」
「ううん、何かブルマーと話が変わってきてるし」
「そうそう。それよ」
 話は強引に戻った。戻ってしまった。
「それよ。ブルマーはね」
「ブルマーは?」
「お尻やショーツがはみ出る危険があるのよ」
 それを言うのだった。
「そういうこともあるから」
「だからブルマーは嫌なんだね」
「それよりもやっぱり半ズボンよ」
 笑顔で言うアスカだった。
「大体男はジャージで女の子がブルマーって何なのよ」
「そんなの僕に言われても」
「まあ脚でも見なさい」
 アスカはシンジに自分の足を誇らしげに見せてきた。

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