第百二十一話 出航!銀河中心殴り込み艦隊
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同じだよな」
「同じ人間だよな」
「住んでいる場所が違うだけで」
「そうですね。何も変わりません」
八雲もこう結論付ける。
「僕達と彼等は」
「それが些細なことからこうなってしまった」
キムも言う。
「そういうことですね」
「なら話し合いで終わればいいわね」
エルフィも言った。
「本当にね」
「まさかだ」
ギジェも話す。
「地球の文化で白旗が話し合いを意味するとはな」
「それはだったんですか」
「思わなかったんですか」
「あくまで我々の文化で考えていた」
そのだ。バッフクランのものでだというのだ。
「そんなことは想像もしなかった」
「私も。このことはです」
カララも話す。
「本当に驚きましたから」
「あの時俺達は話し合いをするつもりだった」
コスモもだ。あの時のことを思い出して話す。
「けれど。バッフクランで白旗が宣戦布告の宣言だったなんてな」
「全然思わなかったわよね」
「信じられなかった」
カーシャとモエラもだった。
「そんな些細な違いで」
「彼等とここまで戦うなんてな」
「これがイデの意志なのだろうか」
ベスは考える顔で言った。
「まさか」
「だとすればイデの真意は一体」
「何なんだ?」
「俺達をあえて戦わせて」
「どういうつもりなんだ」
それがどうしてもわからないのだった。彼等はそうした話をしながらだ。バッフクラン軍の前に向かうのだった。彼等と決着をつける為に。
第百十一話 完
2011・5・16
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