第百十六話 壊れゆく人形達
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ここまで来たらね」
「退くつもりはないな、そちらも」
「私とてだ」
シヴァーが彼等に応えて話す。
「諸君等を倒さずして覇道を歩めるとは思ってはいない」
「ならばここで!」
「やっつけてあげるわよ!」
テュッティとミオも告げる。
「第二の霊帝ルアフ!」
「それ以外の何でもないから!」
「今の私には二つのものがある」
その彼等にだ。シヴァーは告げるのである。
「神の器と神の巫女がだ」
「姫様!」
「おのれシヴァー!」
ルリアとバランがまた彼に問う。
「姫様を捕らえたまま!」
「どうするつもりだ!」
「来るのだ」
シヴァーは言う。
「今ここに」
「来る!」
「あれがか!」
再びだ。あの神が姿を現そうとしていた。バルマーての戦いはだ。再び佳境に入ろうとしていた。新たな神との戦いがだ。はじまろうとしていたのだ。
第百十六話 完
2011・4・25
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