第百十四話 アルマナの勇気
[12/12]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
からね」
「今は去れというのか」
「君がそうしたいのならね」
こう言う万丈だった。そしてだ。
ジュデッカ=ゴッツォもだ。頷いてこう返した。
「わかった。それではだ」
「脱出するんだね」
「そうだ。そしてだ」
「出て来るといいよ」
「陛下に指一本触れさせることはしない」
それを言うのだった。
「すぐに現れよう」
こうしてだった。彼も脱出するのだった。
彼が脱出したその時にはだ。バルマー軍は全て倒していた。
「さて、あらためてな」
「霊帝と話をするか」
「向こうが受け入れてくれればだけれど」
「それでも」
彼等は会見をまだ諦めてはいなかった。それで宮殿の前に集ろうとする。そして。
アルマナもだ。こうルアフに言うのだった。
「陛下、戦いは終わりました」
「僕がまだいるよ」
「ですがここはです」
ルアフに対して必死に言う。
「お考えを」
「変えよというのかい?」
「この銀河に生きているのはバルマーの者だけではありません」
だからだというのだ。
「どうかここは」
「・・・・・・人が神に意見をするのかい」
ここでルアフの言葉が変わった。そうしてだった。
何かが起こった。そしてそれがだ。アルマナを襲うのだった。
第百十四話 完
2011・4・14
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ