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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百十三話 拳と拳の戦い
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「友よ、いいな」
「うむ」
 レーツェルも彼の言葉に頷く。
「今ここでもだ」
「その力を振るう!」
「そして銀河の未来を!」
「切り開く!」
 こう言い合いだった。
 二人で敵軍の中に飛び込みだ。。荒れ狂うのだった。
 その巨大な斬艦刀が一閃させる度にだった。
 敵のマシンの首が、胴が腕が乱れ飛び艦が両断される。まさに嵐だった。
「なっ、あれがか!」
「地球のマシンだというのか!」
 近衛軍の精鋭達もだ。彼の戦いの前には言葉を失った。
「まさに鬼だ」
「あの力でこれまで戦ってきたのか」
「何という者達だ」
「参る!」
 そのゼンガーがまた言う。
「我は未来を切り開く剣なり!」
「慎悟君!」
 神代が彼に声をかける。
「私達も。いいわね」
「はい、神代さん」
 慎悟もその言葉に頷く。そうしてだった。
 二人も戦場で剣を振るう。戦いはロンド=ベルが一気に突撃をかけてだった。
 戦いを有利に進めていた。その中でだ。
 ルリアは動かない。その彼女にオルガが問うた。
「手前は戦わないだな」
「私は姫様の僕だ」
「だからだってのか」
「務めは果たした」
 そのアルマナの僕として、というのだ。
「ならば今はだ」
「傍観者でいるんだ」
「そうするんだな」
「そうだ」
 その通りだとだ。クロトとシャニにも答える。
「今はそうさせてもらう」
「ふうん、じゃあね」
「そっちには攻撃しない」
 二人もそれで納得した。こうして彼女は今は動かない。戦いはその間も続く。
 一時間程戦闘が続いた。その時戦場に声が響いた。
「バラン、もういいよ」
「!?そのお声は」
「戦闘は中止だ」
 その声が驚くバラン達に告げる。
「これでね」
「は、はい」
「それでは」
 近衛軍が動きを止めた。それを見てだ。
 ロンド=ベルもだ。ある予感を察してだ。動きを止めていた。
 その彼等にもだ。声がかけられたのだった。
「よく来たね。ナシムの子等よ」
「まさか」
「この声は」
「この強大な念は」
「間違いない」
 彼等はそれぞれ言った。
「このプレッシャー、あの時と同じだ」
「バランの園での」
「ということはあの」
「バルマーの統治者」
「霊帝ルアフ!」
「そう、僕がそのルアフだよ」
 銀河にその巨大な映像が浮かんだ。ルアフのだ。
 そのルアフがだ。ロンド=ベルの面々に話すのだった。
「バルマー帝国の唯一の統治者だよ」
「それではだ」
 アムロがだ。そのルアフに告げた。
「我々の話を聞いてくれるか」
「話を?」
「そうだ、我々はだ」
 アムロはそのルアフに対して話す。
「戦う為ではなくだ」
「別の理由で来たというんだね」
「この銀河を救う為にだ」
 その為にだ
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