第百十一話 神に守られし星
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のコアに」
「わかるか、レビ」
リュウセイはすぐにレビに問うた。
「その念を何処から感じたか」
「わからない。ただ」
「十二のネビーイームのどれかになんだな」
「違う」
それはその通りだが、というのだ。
「もっとはっきりわかる」
「どのネビーイームにいるかがか」
「バンプレイオスのティーリンクセンサーと私の念を同調させれば」
それによってだというのだ。
「わかる。それは」
「それは!?」
「あれだ!」
ネビーイームの一つを指し示したのだ。一番奥のものだった。
「あのネビーイームだ!」
「あれか!」
「あれなのね!」
「あのネビーイームにアヤがいる」
こう仲間達に話す。
「あの中にだ」
「それならな!」
リュウセイが叫ぶ。
「行くぞ!バンプレイオスで救出する!」
「了解だ!」
「行こう!」
ライとレビも応える。
「大尉を、今度こそ」
「死なせはしない!」
「気付いた様だね」
エツィーラも彼等のやり取りを見て言う。
「どうやら」
「全軍でだ」
大河が指示を出す。
「アヤ=コバヤシ大尉の救出を援護する!」
「了解!」
「それならだ!」
「やってやる!」
全軍戦いの後だが士気は維持されている。そのうえでの言葉だった。
「覚悟しやがれ!」
「その防衛ライン突破してやるぜ!」
「できればね」
エツィーラも受けて立つ。そうした言葉だった。
「このエツィーラ=トーラーを甘く見るんじゃないよ」
「言うものだな」
マーグが彼女に返す。
「かつては徳の高い神官だった貴様も。今ではまさに魔女だ」
「確かに。以前とは全く違いますね」
ロゼもそのことについて言う。
「まるで別人です」
「何があった」
「知ったのさ」
そうだとだ。マーグ達に返すエツィーラだった。
「何もかもをね」
「知ったというと」
「まさか」
「察しがいいね。そうだよ」
二人の言葉を受けてだ。また言うエツィーラだった。
「アポカリュプシスも。何もかもをね」
「では聞かせてもらおう」
マーグはそのエツィーラを見据えてまた言った。
「アポカリュプシスのことをな」
「是非共」
「おっと、言ううもりはないよ」
しかしそれは断るエツィーラだった。
「勿体ぶる訳ではないな」
「それとは違うというのね」
「その通りだよ。さて、捕らえている女だけれどね」
エツィーラは話を変えてきた。アヤについてだった。
「助け出したければ。わかってるね」
「ああ、当然だ!」
リュウセイが彼女に返す。
「御前の軍を倒して!そして!」
「ネビーイームを全て破壊する!」
レビも言う。
「そうしてだ!大尉を!」
「アヤを救い出す!」
「その通りだ」
ライもだ。当
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ