第百六話 復活を信じ
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た。
戦いに入る。その敵を倒しながら。
その中でだ。エキセドルがまた話す。
「五分です」
「五分!?」
「五分っていうと」
「五分以内に到達しなければなりません」
つまりだ。タイムリミットだというのだ。
「それ以上かかればです」
「作戦失敗ってことか」
「五分」
「短いか?」
「いや、充分だ」
こう言ったのはガムリンだ。
「それだけあればな」
「そうだな、それだけあれば」
「辿り着けるな」
金竜とフィジカも頷く。
「五分あれば」
「充分過ぎる位か」
「その通りだな」
ドッカーもだ。彼等の言葉に頷いた。そしてだった。
彼等はさらに進む。その中でだ。
ガムリンはだ。言うのだった。
「今は」
「どうした、ガムリン」
「いえ、戦いに専念しようと思いまして」
こう金竜に話すのだった。
「それだけです」
「そうだ、余計なことは考えるな」
まさにその通りだと述べる金竜だった。
「いいな、絶対にだ」
「わかってます」
「生き残れ」
金竜はガムリンにまた話した。
「そうしろ、いいな」
「了解です」
「それが俺達の今の最大の義務だ」
生き残ること、まさにそれがだというのだ。
「わかったな」
「はい」
こんな話をしてだ。彼等はだ。
戦っていく。そのうえで目的地に向かう。
そしてだ。遂にだった。
彼等は辿り着こうとしている。だが、だった。
その前にだ。プロトデビルン達が殺到するのだった。
「ここは行かせはしない!」
「ガオオオオオオン!」
ガビルとグラビルが言う。
「ここで防ぐ!防衛美!」
「ガオオオオオン!」
「貴様達の相手は!」
「私達が!」
こう言ってだ。マックスとミレーヌが向かうのだ。
二人で彼等を足止めする。しかしだ。
さらにだ。バルゴもいた。だが彼には。
「御前の相手は俺だ!」
「また御前か」
「シビルの為だ!」
こう叫んでだ。ギギルが彼に向かうのだった。
「俺は、戦う!」
「愚かな。あの女はだ」
「もう死ぬというのか」
「そうだ、ゲペルニッチ様によってな」
殺される、そう言うのである。
「あの女ではゲペルニッチ様には勝てはしない」
「くっ!」
「いや、望みを捨てるな」
ギギルに今言ったのはギジェだった。
「今はだ。そう簡単にはだ」
「シビルは生きているというのか」
「そうだ、どうやら私もだ」
ここでだ。ギジェはふと思ったのだ。その思ったことを言う。
「本来なら死ぬ筈だったのだろう」
「本来は?」
「だが生きている」
こう言うのである。
「そして君もだ」
「俺もまた」
「私は君は死んだと思った」
あのラクスの時にだ。そう思ったというのだ。
「しかし君は今も
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