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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0125話
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ているだろう?」

 空間倉庫に入っている各種機動兵器に爆薬や銃その他諸々の武器。そしてスライムに精神コマンド。そしてチートと言っても過言ではない身体能力。この状態の俺をどうにかするとしたら、それこそハガネやヒリュウ改の部隊を持って来るなりなんなりしないと無理だろう。

「知ってるけど、それでも心配するのはおかしいかしら?」
「いや、そうだな。どちらかと言えば嬉しいかもな」

 拗ねた様子のレモンへと苦笑を浮かべ、実験について話し合った。





 レモンからの協力を引き出してから1週間。色々と忙しい事も多かったが、何とか今日を迎える事が出来た。現在俺がいるのは格納庫の近くにある転移区画。そこにグロウセイヴァーへ搭乗してリュケイオスの真ん中で待機している。

「アクセル、用意はいい?」
「こちらの準備はいつでもOKだ」

 一瞬の沈黙の後、再び通信画面に映っているレモンが口を開く。

「この1週間で出来る限りの調整は行ったけど、それでも確実に安全という訳じゃないわ。それに、どこに転移するのかも分からないから、転移が終了したらすぐにASRSを起動してね。それから人に見つからない所でトリニティゲインのアギュイエウスとリュケイオスのリンクを確認。リンク装置が正常に動作していたらそのリンク機能を使った転移でホワイトスターに戻ってきて頂戴」

 レモンの説明を聞きながら頷く。
 この1週間で何度も同じ事を説明されたが、やはり心配なのだろう。何度となく同じ説明をしてくる。
 ちなみに、今回の改修で行われた最大の目玉がアギュイエウスとリュケイオスのリンク装置だ。次元を通じてお互いを認識、リンクさせる事でアギュイエウスとリュケイオス間での転移が出来る……らしい。少なくても理論上では。
 何せ、次元の狭間にあるホワイトスターだ。そこで次元間を通じてリンクが可能と言われても実験が出来ない為に確実とは言えない。ただ、少なくてもレモンはそれなりに自信を持って進めていたので俺自身はあまり心配していない。それに転移先でリンク装置が動かないにしても、レモンならリュケイオスを使ってアギュイエウスの場所を突き止めるくらいは普通に出来そうな気がする。もっともその場合はさすがに空間倉庫からトリニティゲインを出しておかないといけないだろうが。

「じゃあ、実験を開始するけどいいわね?」
「ああ。やってくれ」

 俺の返事を聞いたレモンが近くにある器機を操作する。

「リュケイオス、起動。転移フィールド生成開始」

 レモンの声と共に、リュケイオスの真ん中に立っているグロウセイヴァーを中心にして転移フィールドが生成され始める。

「システムオールグリーン、転移フィールド順調に生成中です」

 レモンの補佐をしている人物の声
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