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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Episode ZERO:Vivere Est Militare....Fin
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ガーデンベルグとリアンシェルトよりは威厳がある。

「ああ。お前が隊長だと言われても違和感がないくらいにな。バンヘルド。お前がブリュンヒルデを支えてやってほしい。父からの願いだ」

17歳で子持ちだとか。ゼフィ姉様がご存命であったならなんと言うだろうか。私が結婚し、子供を作るまでは元気でいると言っていたから、きっと年齢など関係なく喜んでくれるかもしれないな。

「了解しました、父上。父上と母上のご期待に添えられるよう、全力を注ぐ次第です」

強く首肯したバンヘルド。それに安心した私は、急な眠気に襲われた。第二世代の開発準備にもそろそろ手を付けないといけないために2日も徹夜した所為だろう。さすがにもう起きていられない。が、休む前にもう1つ、バンヘルドに伝えたいことが。

「バンヘルド」

「はい。如何しましたか? 父上」

「シェフィと決めて、お前たちヴァルキリーを最低でも200機は生み出すつもりでいる。そのくらいいなければ、今のヨツンヘイム連合の大戦力には到底敵わない。そして戦力を整え次第、私たちは苛烈を極めている戦場に出ることになる」

科学という技術を用いた巨大人型戦術兵器A.M.T.I.S(アムティス)に、最下層魔界から召喚した魔族、高ランクの魔術師軍団。味方に付けている世界数(大半が強迫によるものだが)も、私たちアースガルド同盟より多い。一度そこで区切る。バンヘルドは黙って耳を傾けてくれている。

「だから、力を貸してくれ。私たちに勝利を与えてくれ」

「もちろんです。そのために我らヴァルキリーは生まれたのですから。父上や母上はもちろん、アースガルド同盟の皆を守り、支え、必ずや勝利を捧げます」

バンヘルドが私の前で片膝をついて右手を自身の胸の上に添え、忠誠の姿勢を取った。ああ、何も心配しないで良いんだ。私たちは絶対にヨツンヘイム連合に勝つ。フノスの立案したアンスール・プロジェクト。私とシェフィのプロジェクト・ヴァルキリー。
そして共に戦ってくれる同盟世界の魔術師たち。みんなが力を合わせれば、連合如き。立ち上ったバンヘルドに向かって右拳を突き出す。少し戸惑った様子だったが、何をすればいいのか察したバンヘルドも拳を突き出し、

「勝つぞ、バンヘルド」

「はいっ、父上!」

コツンと突き合わせた。「あ、もうダメだ・・・」もう立っているのも辛い。幸いなことに執務室には横になれるほどに大きく長いソファが在る。フラフラとソファに歩み寄り、「さて。少し疲れた。一休みするよ」バンヘルドに告げる。

「あっ、お休みになられるのであれば寝室で・・・!」

フカフカなソファに倒れ込み「無理」一言だけ告げて、無意識にでも閉じようとしていた瞼を、もう抵抗せずに閉じる。

「無理って・・・。父上に風邪を引
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