第百三話 双子のプロトデビルン
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
てだ。そのうえでだった。
とりあえずは戦いが終わってだ。彼等は再集結してだ。そのうえで整備と補給を受けた。それを行ってからだ。再びであった。
「進撃再開ですね」
「また」
「そうだ。再開させる」
その通りだと述べる大河だった。
「我々は立ち止まってはならないのだ」
「だからですね」
「また。進撃を開始して」
「そのうえで」
「敵の本拠地を目指し。攻略する」
既にだ。その戦略は決定していたのだ。
そうした話をしてだ。そのうえだった。
彼等はさらに進んでいく。それを見てだ。
ゲペルニッチはだ。バルゴ達を集めてだ。また話をしていた。
そこでだ。まずはバルゴを見て言うのだった。
「迎撃に失敗したな」
「申し訳ありません」
「いや、それはいい」
彼の失態を許す。それからまた話す。
「問題とすべきはだ」
「それは一体」
「あの熱気バサラという男」
彼のことをだ。ここで話すのだった。
「何者かのか」
「わかりません。ただ」
「あの歌というものを使ってだな」
「はい、我々を脅かします」
「そうか。脅かすか」
ゲペルニッチはそれで納得しかけた。しかしだ。
ここでだ。ガビルが彼に話した。
「いえ、ゲペルニッチ様」
「何だ、ガビルよ」
「あの歌というものはです」
「脅かすものではないというのか」
「はい、むしろです」
「むしろか」
「そうです。あれは」
彼が思ったことをだ。そのまま話す。
「我々に何かを与えています」
「与えるだと」
「そう思います」
こう話すのだった。
「あの歌というものはです」
「そういえばだ」
ここでゲペルニッチは考えてから述べた。
「シビルとギギルだが」
「あの者達ですか」
「あの者達もだな」
彼等の名前を出したうえでだった。
「あの男の歌に触れて変わったな」
「裏切りました」
バルゴが忌々しげに述べる。
「我等を」
「今どうしているかわからないがな」
「ですが裏切ったのは事実です」
「その裏切った理由も歌にあるのか」
こう考えるのであった。
「そうだというのだろうか」
「ではゲペルニッチ様、歌は」
「やはり何かあるな。それは間違いない」
彼等も気付きだしていた。その歌にあるものにだ。戦いが続く中でだ。ロンド=ベルもプロトデビルンもだ。互いに何かを感じだしていたのだった。
第百三話 完
2011・3・5
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ