第百二話 合体ガビグラ
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ミレーヌもだ。彼のところに来た。
そしてレイもだ。ファイアーボンバーが揃ってだった。
「いいか!ここでもな!」
「あたし達の歌を聴けーーーーーーーーっ!」
「よかろう、では聴かせてもらおう!」
そのガビグラも笑顔で彼等に応える。
「一つになった我々に!その音楽美!」
「ああ、行くぜ!」
「聴かせてあげるわよ!」
こうしてだ。ファイアーボンバーとガビグラの戦いがはじまった。
そしてだ。そのうえでだった。
ガビグラが攻撃を仕掛ける。しかしだ。
バサラはそれをバルキリーを左に逸らさせてかわす。そしてだ。
ギターを鳴らす。そのうえで歌だった。
「どうだ、これで!」
「おお、来るぞ!」
ガビグラもだ。その歌を聴いて言う。
「これだ!これこそがだ!」
「何だってんだ!?言ってみな!」
「至高美!」
それだというのである。
「最高の美、これこそがだ!」
「そうか、美だってんだな!」
「その通りだ!聴かせてもらおう!」
これがガビグラの言葉だった。
「その至高の美を!」
「わかったわ、じゃあバサラ!」
ミレーヌもだった。ベースを手に演奏する。
「あたしもとことんまでやるわよ!」
「音楽か、これこそは」
ガビグラはその音楽を感じながら言った。
「我等を。若しや」
「どうやら予想通りだったみてえだな」
バサラはだ。ここで楽しげに笑って言った。
「この連中もな」
「プロトデビルンも?」
「ああ、音楽がわかる!」
こう言うのだった。
「俺の歌がな!わかるんだよ!」
「そういえばあのギギルだったかしら」
ミレーヌが彼の名前を出した。
「あいつもそんなの言ってたわよね」
「そうだろ。プロトデビルンも人間もないんだ」
こう言うのだった。
「誰だって音楽も歌もわかるんだよ!」
「それならまさか」
「ああ、そのまさかだ」
また言うバサラだった。
「もっとな、歌ってやるぜ!」
「全く。いつもそうなんだから」
こんなことを言いながらもだ。ミレーヌは笑顔だった。
そしてその笑顔でだ。ベースを鳴らしだ。
「けれどそのバサラだからね。やっぱりね」
「歌うってんだな!俺と一緒に!」
「そうさせてもらうわ、とことんまでね!」
こう話してだった。そうしてだ。
彼等はガビグラにその音楽を聴かせる。するとだった。
やがて彼はだ。満足した顔で話すのだった。
「素晴らしい。実にいい」
「満足したのか?」
「まさか」
「そうだ。満足美!」
また話すバサラだった。
「熱気バサラよ。素晴らしい音楽だった」
「へっ、おめえもわかったみたいだな」
「そしてだ。我はこの音楽に魅了された」
その満足している顔で話していく。
「今は退こう」
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