第百一話 安全圏まで
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第百一話 安全圏まで
捕虜を解放したロンド=ベルはだ。
そのまま第四惑星から離れる。一旦であった。
「バロータから離れるんだな」
「とりあえずは」
「そうするんですね」
「そうだ、まずはだ」
ブライトが一同に話す。6
「彼等を安全な場所まで誘導しなければならない」
「そうしてですね」
「そのうえであらためて」
「バロータに入る」
「そうするんですね」
「その通りだ。一旦バロータから離れる」
また言うブライトだった。
「わかったな」
「了解です、それじゃあ」
「今は離れて」
「捕虜だった人達を誘導して」
「そして安全な場所で、ですね」
「御別れですね」
こう話しながらだ。彼等はその場所に向かう。その中でだ。
ガムリンがだ。こんなことを言うのだった。
「とりあえずはいいとして」
「追っ手だな」
「はい、彼等は来ますね」
こうリーに話すのだった。
「やっぱり。追ってきていますね」
「間違いなくな」
リーの答えはこうしたものだった。
「来ているな」
「そうですね、やはり」
「それで来てるのはやっぱり」
「あいつだよな」
「他に考えられませんね」
アルトの言葉にミシェルとルカが言う。
「あのいつも美とかいう奴な」
「それとデカブツだな」
「あの二人ですね」
「一応人間になるのか?」
クランはそのことを問題にした。
「一方は完全に怪獣ではないのか?」
「一応一心同体なるからな」
「そうなるんじゃないですか?」
グラビルについてミシェルとルカが話す。
「凄いあやふやだけれどな」
「はっきり言えないですけれど」
「まああの美野郎もな」
アルトが首を捻りながら話す。
「結構以上にな。わからねえ奴だからな」
「わかるのはあいつだけだな」
「バサラさんだけですね」
彼だけだというのだ。
「あいつはまた独特だからな」
「はい、あの人だけの世界を持っています」
「正直熱気バサラはね」
「私達にないものを持ってます」
それはシェリルとランカが見てもだった。
「けれど。あの何ていうか横紙破りなのがね」
「物凄く大きいと思います」
「あの早瀬大尉に勝てる数少ない人間だからな」
こう言って賞賛するのはエイジだった。
「いやあ、本当にすげえよ」
「だよな。あの年増の小言おばさんにも勝てるんだからな」
シンがまたしても余計なことを言う。
「俺には無理だぜ。そろそろ更年期障害のな」
「おい、シン」
クランがそのシンを咎める。
「また御前はそうして。いらぬことを」
「そうだよ。いい加減にしないと」
「また本人が来るぞ」
キラとブレラも彼を止める。
「いつもそのパターンで痛い目に逢ってるじゃな
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