暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百一話 安全圏まで
[6/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「ネットを用意する、いいな」
「了解です」
「それならすぐに」
「ネットを用意しましょう」
 こうしてだった。彼等はネットを放った。それにだった。
 ガビル率いるプロトデビルンの大軍をだ。それで止めたのだった。
「くっ、これは!」
「よし、かかったな!」
 それを見てだ。ロンド=ベルの面々は喜びの声をあげた。
「これで足止めができる!」
「捕虜の人達も撤退させられる」
「今のうちにな」
 彼等の撤退も急がせる。そのうえでだ。
 ネットを脱出した彼等にだ。総攻撃を仕掛けるのだった。
「いいか、諸君!」
「はい!」
「ここはですね!」
「戦うのは三分だけだ!」
 また指示を出すジェフリーだった。
「そして三分が終わればだ」
「捕虜の人達と合流して」
「そのうえで、ですね」
「安全圏まで」
「そうだ、退く」
 そうするというのだ。
「それでいくぞ」
「ただしです」
 ここでだ。エキセドルも言うのだった。
「敵の数はできるだけ減らしておきましょう」
「追撃の敵は少ない方がいい」
「そういうことですね」
「はい、そしてです」
 さらにであった。エキセドルが言うのはこのこともあった。
「これからの戦いの為にもです」
「敵の数を減らす」
「それもありますね」
「戦いはここだけじゃありませんから」
「そうです。今は敵の数をできるだけです」
 減らすというのであった。戦略的な目的でもだ。
「ここの敵は七割です」
「七割を減らせば」
「後がかなり楽だからこそ」
「そうしますか」
「そうしましょう。それが目標です」
 こうしてだった。ロンド=ベルはその三分の間にだ。プロトデビルンの軍勢と懸命に戦うのだった。
 一斉攻撃が続く。お互いにだ。
「突撃だ!突進美!」
「今度はその美かよ!」
「美っていっても豊富なんだな!」
「それは褒めてやるぜ!」
「しかしな!」
 ガビルに言い返しながらだ。その中でだ。
 ロンド=ベルは攻撃を続ける。エネルギーも弾丸も気にしない程だ。
 それを放ってだ。彼等は戦うのだった。
 バサラはだ。ミレーヌと共に飛びだ。
 ここでもギターを鳴らして歌う。その中でだ。
 ミレーヌはだ。バサラに対して釘を刺していた。
「いい、三分よ」
「一曲あるかどうかだな」
「ええ、一曲で終わりよ」
 こう彼に言うのであった。
「わかったわね」
「わかったさ。三分を過ぎたらな!」
「ライブは終わりよ!」
 バサラにわかりやすいようにとの言葉だった。
「わかったわね!」
「ああ、わかったぜ!」
 バサラもミレーヌに応えてだ。それでだ。
 派手に歌う。敵の中を飛び回りながら。
 その歌を聞いたプロトデビルン達はだ。動きを止めていく。それはか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ