第九十九話 プロトデビルン再び
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た言った。
「あんたがね。馬鹿も馬鹿、大馬鹿じゃない」
「俺の何処が馬鹿だ!」
遂に怒った勝平だった。
「許さねえぞおい!」
「何よ、やろうっての!?」
「ああ、やってやらあ!」
いがみ合いに入る二人だった。
「この赤猿!言われておけばな!」
「赤猿ってのは何よ、赤猿は!」
「赤い服着てるから赤なんだよ!」
「あれはプラグスーツっていうのよ。覚えておきなさい!」
「何?プロトタイプドム!?」
「そんな訳のわからないのと一緒にしないで欲しいわね!」
「わかった、じゃあやっぱり赤猿だ!」
勝平はここにこだわる。
「御前は猿だ、この猿女!」
「あたしが猿ですって!?よくも言ってくれたわね!」
「何度でも言ってやらあ!この猿女!」
こうしてだった。二人は見事取っ組み合いの喧嘩に入るのだった。
それを見て。宇宙太が呆れながら言った。
「この二人もな」
「仲悪いわよね」
恵子も呆れた顔になっている。
「そういう組み合わせだけれど」
「それでもな。何かっていうとな」
「結構喧嘩するわね」
「ああ、本当に仲の悪い奴等だ」
それに尽きるのだった。
「この連中はな」
「アスカって誰ともこうだけれどね」
「猿っていうよりかはな」
宇宙太もここで言う。
「まあ。言わないでおくか」
「猛獣だよな」
代わりにシンが言った。
「こいつはこれだよ。猛獣だよ」
「俺はそこまで言うつもりはなかったぞ」
宇宙太はシンに唖然として言った。
「トラブルメーカーって言うつもりだったんだよ」
「そんな上等なもんじゃねえよ。こいつは猛獣だよ」
「猛獣って」
「それ以外の何だってんだよ。まあうちにはもう一匹それがいるけれどな。いや、二匹か」
「その二匹は誰なんだ?」
勇がシンに問うた。
「それじゃあ」
「そりゃよ、オーブの金髪の猿に連邦軍のピンク色の駄猫だよ」
やはりこの二人だった。
「あいつ等なんてよ。それこそよ」
「待て、そこで言うか」
「何ですってえ!?」
その二人が出て来て抗議する。
「私達が猿だと」
「猫って何よ、猫って!」
「そのものだろうがよ」
その二人にも言うシンだった。
「頭の中のレベルがまんまじゃねえかよ」
「猿だというのか!」
「猫だって!」
「そうだよ、二人共な!」
「よし、話は聞いた!」
「それならよ!」
二人はここまで聞いてだ。完全にいきり立ちだ。
シンに飛び掛る。そしてシンも受けて立つ。
そのうえで喧嘩に入る。そんな彼等を見て一同は呆れ返って言う。
「全く。飯の時にもなあ」
「何時でも何処でも喧嘩する奴等だな」
「特にシンとカガリな」
「仲悪いよな、本当に」
「アスカも参戦してるし」
常にこの三人と揉め
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