第九十九話 プロトデビルン再び
[3/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
するよ」
デクはコスモにもこう話した。
「外見が近いせいかも知れないけれど」
「近いっていえば」
「そうだな」
カララとギジェがここで話す。
「私達バッフクラン人と地球人も」
「近いな」
「むしろ殆ど変わることがないのかしら」
「生物的にも思考的にもな」
「似た者同士だからだな」
今言ったのはアランだった。
「余計に争うことになるのだ」
「若しかして」
ここで言ったのはリュウセイだった。
「イデだよな。それってな」
「それって?」
「それっていうと?」
「何かお互いを争わせてるのか?」
こう皆に話すのだった。
「俺達とバッフクランをな」
「そうかもな」
ギジェはそれを否定しなかった。真剣に考慮する顔でだ。
「それもだ。有り得る」
「そのイデの意思ってやつでな」
「イデは正直今も殆ど何もわかってないわ」
シェリルがこのことを話す。
「どういったものかもね」
「何もかもですか」
「わからない」
「それがイデなんですね」
「そうよ。その謎もわかればいいけれど」
「ですね、本当に」
「それは」
こんな話をしてだ。彼等はバルマー本星に向かう。その中でだ。
不意にだ。警報が鳴り響いた。
「来たか!?」
「バルマーか宇宙怪獣か」
「それとも」
「プロトデビルンです!」
サリーが全員に告げる。
「彼等が来ました!」
「後方からです!」
美穂も言う。
「その数五十万!」
「よし、わかった!」
「それならね!」
「今から!」
「総員出撃です」
エキセドルがこの言葉を告げた。
「シティ7を守りながら戦闘に入ります」
「了解!」
「それならね!」
こうしてだった。ロンド=ベルは全員出撃してだった。シティを護衛しながら布陣した。その彼等の前に姿を現したプロトデビルンは。
「またあいつか」
「本当によく出て来るな」
「全くだよ」
「またあいつか」
「その通りだ。こうしてまた巡り会えた」
ガビルがだ。上機嫌に彼等に告げる。当然グラビルも一緒だ。
「運命美!」
「おい、その美は前に言ったぜ」
バサラが冷静に彼に突っ込みを入れる。
「二回言ってもいいんだな」
「一向に構わない」
そうだというガビルだった。
「様式美もまた美の一つ」
「まあそうだな」
「おい、それで納得するのか」
宙はバサラのその言葉に驚いて突っ込みを入れた。
「相変わらず何かが違うな」
「俺はそれでもいいと思うからな」
バサラはこう返すだけだった。
「あいつがいいっていうんならいいだろ」
「そういうことかよ」
「まあそうだな」
そんなやり取りの後でだった。ガビルは。
「さて、それではだ」
「やるってんだな」
「今回も」
「全軍攻
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ