暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九十九話 プロトデビルン再び
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ずどうする?」
「どの勢力を相手にするか」
「それだけれど」
「大尉のことが心配だな」
 ここで言ったのはタシロだった。
「しかもバルマー本星の位置もわかった」
「はい、これまでの帝国との戦いで得た多くの宙図にです」
 副官がここで話す。
「その場所は判明しています」
「ここからでも行けるな」
「充分です」
 副官は確かな声でタシロに答えた。
「長距離ワープも可能です」
「わかった。それならだ」
「進路決定ですね」
「バルマー本星に向かう」
 タシロは強い声で言い切った。
「諸君、それでいいな」
「了解です」
「それでは」
 こうしてだった。彼等はバルマー本星に向かうのだった。進路はそこに決まった。
 その中でだ。ふとコスモが言った。
「なあ、今の状況だけれどな」
「今の状況って?」
「いや、バッフクランの連中がな」
 コスモがカーシャに話すのは彼等のことだった。
「何処まで攻め込んでるかな、この銀河に」
「ううん、かなり深くじゃないかしら」
 カーシャはコスモの言葉に考える顔になって述べた。
「だって。私達がいた星にまで来ていたんだし」
「あの時は先遣隊でもか」
「ええ。かなり深くじゃないかしら」
「だとしたらまさか」
「そうだ、主力は銀河中央に向かっている」
 ギジェがここで二人に話してきた。
「目標はバルマー本星だ」
「そこにか」
「目指してるのね」
「その主力部隊はおそらく」
 ギジェはさらに話す。
「今は銀河の中枢に達しようとしている」
「じゃあバルマーとも」
「交戦状態に入ってるのね」
「その可能性は高い」
 その通りだというのである。
「そしてそうなればだ」
「どちらが倒れるか」
「そうした話なのね」
「だとするとだ」
 ベスが暗い顔になって述べてきた。
「大尉は。最悪」
「戦いに巻き込まれてか」
「そうならなければいいが」
 こうモエラにも返す。
「そうなる前にだ」
「迅速にバルマー本星に向かうか」
「正直話し合いで解決できるかどうかはわからない」
 ベスは楽観していなかった。バッフクランとのことからだ。
「だがそれでもだ」
「行くしかないな」
「そうだ。今の俺達は」
「その通りだな」
 アランが彼等の前に出て来た。
「結果論だがそうだ」
「バルマー帝国か」
 コスモは彼等のことを考えその目を鋭くさせた。
「奴等ともこれまで色々あったな」
「そうね。ハザルのこと以外にもね」
 カーシャもそのことを言う。
「マーグさんだってポセイダルだって」
「本当に色々あった。俺達の宿敵だ」
「だよね。けれど何か近いものも感じるし」
 デクはこう話した。
「妙な相手ではあるよね」
「妙なか」
「うん。そんな気が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ