第九十八話 人形の末路
[5/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
バンプレイオスはヴァイクランのそのビームを全て弾き返してしまった。
「何っ、ヴァイクランの攻撃を!」
「念動フィールドだ!」
まさにそれの力だった。
「最早手前の攻撃は通じねえ!」
「おのれ、まだだ!」
「これで最後だ!」
そしてだった。その剣を振り下ろし。
「喰らえ天上天下!!」
その剣の名を今叫ぶ。
「念動無双剣!!」
「ぐわあああああああああああああっ!!」
「終わりだ、ハザル=ゴッツォ!!」
遂にであった。ヴァイクランは縦に両断された。
それで完全に動きを止めた。今度こそだった。
「馬鹿な、こんな馬鹿なことがあってたまるか!」
「馬鹿なじゃねえ!」
バンプレイオスは剣を構えたままだ。そのうえで言うリュウセイだった。
「手前は負けだ!完全にだ!」
「俺はハザル=ゴッツォだ!」
しかしまだハザルは言う。
「選ばれたサイコドライバーがこんなところで!」
「何っ、まさかあいつ!」
「まだ!」
勇とヒメが叫ぶ。まだサイコドライバーを出そうとしていたのだ。
「もうそんな力はない筈だ!」
「それでもなんて!」
「今度こそあいつは」
「死ぬよ、絶対に」
「ハザル様、もう!」
ルリアがだ。必死の顔で訴える。
「お止め下さい」
「こうなったら!」
ダバがエルガイムマークツーのバスターランチャーを構えた。
「これで!」
「ああ、止めだ!」
「今度こそくたばりやがれ!」
「成仏しろ!」
皆それぞれ構える。しかしだった。
戦場にだ。バランが出て来たのだった。
「あれは」
「ペミドバン。バランかよ」
「そうだ、トウマよ」
バランはミナキとトウマに対して答えた。
「銀河に戻ってきたな」
「ああ、それであんた一体」
「うむ、用があってな」
こうだ。アルマナ達を見て言った。
「それで来た」
「迎えか」
「うむ、その通りだ」
こうゼンガーにも答えた。そしてそのうえでだ。
アルマナ達にあらためて述べた。
「よくぞご無事で」
「バラン殿」
「来て頂いたのですか」
「遅くなり申し訳ありませぬ」
バランはそのことは謝罪した。
「ですが今こうして参上しました」
「有り難うございます」
「姫様は御無事です」
「それはなにより。そして」
二人との話を終えてだ。ロンド=ベルの面々に対してあらためて述べた。
「地球の戦士達よ」
「どうしたんだ?」
「願わくばだ」
こうトウマに述べた。
「ここからは我等にこの男の処遇を委ねて頂きたい」
「おいおい、そんなことできるかよ!」
「そうよ!」
すぐにラウルとフィオナが反論した。
「そいつは今まで俺達を散々いたぶってくれた奴だぜ!」
「しかもどれだけの人が死んだか!」
「それ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ