第九十八話 人形の末路
[15/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に」
「いや、それは無理だ」
ライはそれはできないと話した。
「バンプレイオスはリュウの為のマシンだ」
「専用機か、つまりは」
「そうなんだ」
「そしてだ」
ここでさらに言うライだった。
「バンプレイオスは一つ特徴がある」
「特徴?」
「特徴っていうと」
「分離はできない」
それはだというのだ。
「それあ無理だ」
「あっ、そうなんだ」
「そういえば分離してないよな」
「確かに」
「それは」
「元々あのSRXは」
ライはあのマシンについての話もした。
「エックスタイプの名前が示すようにだ」
「試作型だったんだな」
「そうだったの」
「あの強さで」
「そうだった。しかしだ」
ライはさらに話す。
「完成型の設計、開発はかなり早い段階から進められていた」
「とはいってもな」
リュウセイも話をしてきた。
「随分と難航してたらしくてな」
「それで今まではか」
「出ていなかった」
「そうだったのね」
「ああ、俺達の復帰もそれでな」
遅れたというのである。
「本当に危ないところだったぜ」
「それでどうして合体と分離はないんだ?」
竜馬がこのことを尋ねた。
「SRXの特徴の一つだったが」
「本来はそのつもりだった」
「けれどそれがか」
「できなくなった」
「そうなんだ」
「完成を急ぎ」
ライはその理由についても説明した。
「機体強度を重視した為にだ」
「分離はできなくなった」
「そういうことなんだ」
「本来は各Rマシンの合体も為された」
このことも話される。
「しかし今はその分離機能は封印している」
「成程なあ」
「そういう事情があってか」
「合体したままだったんだ」
「それで分離はできない」
「それが今のSRXなんだ」
「そういうことだ」
ライも話す。そしてであった。今度はだ。マイヨが言った。
「もっとも驚いたのはだ」
「閉鎖空間のことだよな」
「そうだ。あれは何故できた」
マイヨはこうリュウセイに問う。
「あそこまでの力は」
「バンプレイオスには二十六の秘密があってな」
「待て」
レビがリュウセイの今の言葉に突っ込みを入れる。
「三番目をここで出すか」
「駄目か?」
「電車や蝙蝠の関係者がいるぞ」
何気なくマサトやアスランを見るレビだった。
「それでもするか」
「俺だって関係者だぞ」
「そういえば電車だったか」
「そうだよ。御前だって戦隊で関係なかったか?」
「そうかも知れないな」
「少なくともブレラはあっただろ」
「ジョーカーだったな」
そのブレラが応える。
「俺はあの時緑色だった」
「だろ?ほら、カナンさんとかコウさんとかな。カミーユさんなんかラスボスだっただろ」
「よく知ってる
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ