第九十七話 サイコドライバー
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てんだ!」
「あんた一回死になさい!」
「そっちこそな!」
二人はそのまま喧嘩に入る。この二人の仲も悪い。
キラも引きながら苦笑いである。そしてこんなことを言った。
「このカードの喧嘩って結構久し振りなんじゃ」
「止めるつもりはないのか?」
「だって。止めに入ったら絶対に二人から殴られますから」
こうクランに答えるのだった。
「蹴りもあるし」
「まあそうだな。この二人の喧嘩は見境がないからな」
「けれど。シンってよく喧嘩しますね」
「全くだ。それは同意だ」
「死ね、この馬女!」
「くたばりなさい辰の子太郎!」
二人の喧嘩もはじまった。しかし皆それは放置している。
そしてだ。クスハは今度は。茶を差し出したのだった。
「今度はお茶を」
「お茶ですか」
「はい、私特製の健康茶です」
それだというのだ。
「どうぞ」
「いい香りですね」
「おい、蝿が落ちたぞ」
アポロが茶の周りを飛んでいた蝿が落ちたのを見て言った。
「まさかあの茶の匂いで」
「間違いないな」
シリウスもそれは見ていた。
「あの茶のせいだ」
「バルサンみてえだな、そりゃ」
「飲むと確実に死ぬな」
皆そのことを確信した。しかしであった。
二人はだ。それを飲んでも平気であった。
「美味しいですね」
「身体の底から活力が蘇るようだ」
こう言う有様だった。
「流石健康茶というだけあって」
「見事だ」
「宇宙の神秘かしら」
ユングはこう言うのであった。
「これは」
「ちっ、美味いもの食いやがってよ」
「そうだよ。クスハの料理って最高なのに」
「羨ましい」
オルガ、クロト、シャニは違っていた。
「あの白鳥女、むかつくぜ」
「オルガあの女嫌いなんだね」
「前から」
「何かいけ好かないんだよ」
実際にこう言うオルガだった。
「あの女はよ」
「私もだ。前に何かあったな」
「ああ、あったな」
お互いに言い合いだす二人だった。
「鏡が絡んでな」
「御前あの時詐欺師だっただろ」
「そんな覚えはないが」
「やたらと俺に絡んでくれたな」
「あれは貴殿が敵を作り過ぎたせいだ」
こんなことを言い合う二人だった。アズラエルはラクスの作ったサンドイッチを食べながらこんなことを言った。
「二人共妙な縁がありますからね」
「そういうあんたもだな」
シローがそのアズラエルに突っ込みを入れる。
「何かとあるだろ」
「それは否定できませんね」
「わかるさ、それは」
この二人にもだった。それがあるのだった。
その中でだ。メイリンがクスハに言った。
「あんた多分だけれど」
「どうしたの?」
「帝国の人達と上手くやっていけるよ」
「そうみたいね」
にこりとして応えるクスハだ
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