第九十七話 サイコドライバー
[2/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
バーで」
「奴等を消滅させてやる」
そしてだ。横にいるエイスを見た。
「エイスよ」
「はい」
「御前の力を使うことになるかも知れん」
彼にも告げた。
「準備をしておけ」
「了解です」
「では私はこれで」
孫はここで退室した。そしてそのまま艦を出てだ。
今度はだ。エツィーラとだ。ある場所で話すのだった。
「来たんだね」
「ええ、そうしました」
「相変わらずだね」
エツィーラはこう孫に言うのだった。
「腰が軽いな」
「そういう性分でしてね」
そう言われてもだ。孫は平然としている。そのうえでこう彼女に返した。
「御気に召しませんか?」
「いや」
だが、だった。エツィーラはそうではないというのだった。
「その己に忠実なところはね」
「如何ですか?」
「嫌いじゃないね」
こう言うのだった。
「いいね、そういうところは」
「左様ですか」
「それでだけれどね」
「司令のことですね」
「ああ、どう思う?一体」
「そうですね。同じだと」
エツィーラを見ての言葉だった。
「神官長と」
「あの子はその為にね」
「用意された存在」
「シヴァーが用意した鍵だからね」
それだというのだ。
「やってもらわないと困るね」
「クロスゲートの制御についてはほぼ成功しているようですが」
「あれだね」
「はい、あれについては」
「あれが限界だろうね」
エツィーラの言葉は見限ったものだった。
「おまけにあの地球の坊やとの戦いでね」
「リュウセイ=ダテですね」
「ああ。神経を消耗しているよ」
このこともだ。指摘するのだった。
「所詮はまがいものだよ」
「そう仰いますか」
「アカシックレコードにアクセスする鍵としては使い捨てレベルだね」
「それは手厳しい」
「しかしそっちもそう見ているだろう?」
孫にだ。笑いながら問うた。
「そうじゃないかい?」
「さて、それは」
「まあいいさ。とにかくね」
「次の戦いですね」
「面白いものが見られそうね」
こう言うのであった。
「これはね」
「あの二人の」
「そのどちらでもいい」
エツィーラの笑みがさらに深くなる。
「私に見せておくれ。この銀河の全てを」
「では今は」
「そうさせてもらうよ」
こんな話をしていた。そうして。
アルマナとルリアはだ。宴の場に案内されていた。マクロス7のシティの中華レストランに皆が集まってだ。そのうえで御馳走を食べていたのだった。
「銀河にも戻れたし」
「整備も補給も万全になったし」
「後はいよいよ」
「あの連中を倒して」
「一気に行くか!」
「ああ!」
彼等の士気がだ。最高にまであがっていた。
「生きて帰るか!」
「ここまで来たんだしな!」
「リュウ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ