第九十二話 イングラムの心
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もな」
「手段は選ばない」
「そうだ、武だのそんなものにこだわるつもりはない」
傲慢な笑みと共に言う。
「下らぬことだ」
こう言ってだった。バランも嘲笑するハザルだった。彼は何処までもハザル=ゴッツォだった。それだけは確かなことであった。
第九十二話 完
2011・1・23
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