第三十八話 神父その五
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
格にだ。スフィンクスは神父である大石に問う。
「わからない位ね」
「そうです。多くの血を出させてきました」
「中には信仰ではなく」
それすらもない場合もあった。
「政治ならまだよく利己によるものもあったわね」
「否定することは絶対にしません」
「その神の僕である貴方がだというのね」
「そうです。戦いを止めます」
そうするとだ。大石はあくまで言うのだった。
「神の僕として」
「それが神の正しい教えなのね」
「聖書を正しく読めばそうなります」
「聖書ね」
「そして信仰を正しく理解すれば」
「では流血は何だったのかしら」
「過ちでした」
それに他ならないというのだ。これまでの戦いは。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ