とある麻帆良の超能力教師 六話
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い腕で殴ろうとする。
考え事をしていたためか回避が遅れ、防御をしてエヴァは防ぐ。
「ぐっ!魔法障壁を展開していても衝撃がくるか…! 」
「なンか違和感を感じたが…それが魔法ってやつかァ…」
今の一撃を入れた時、何やら見えない壁を殴ったようだった。
(コイツに物理的な攻撃は効かん…なら魔法ならどうだ?)
「魔法の射手 氷の17矢!」
エヴァの周囲から氷の魔法の矢が一方通行に向けて放たれる。
一方通行に当たった魔法の矢は跳ね返ることはなく矢は後方に反れていき消滅していった。
「チッ…!やっぱりうまく反射できねェか…」
「どうやら魔法はうまく跳ね返せないみたいだな!」
エヴァは魔法の矢をうまく反射出来なかったのを見て、一方通行に向けて次々と魔法を繰り出していく。
(落ち着け…この未知のベクトルさえ解析出来りゃコイツも反射出来るはずだ…)
一方通行はエヴァの魔法を斜めに反らしながら魔法の解析を始める。
「さっきまでの威勢はどうした、一方通行!」
エヴァは一方通行には近寄らず上空から魔法を繰り出し、少しずつだが一方通行にダメージを与えていた。
一方通行は傷付きながらも魔法の解析をしようとするが、解析中に一方通行は頭痛を感じ始める。
(なンだこの痛みは?まさかコイツを解析してるからか?)
超能力者に魔術は使えない。無理に使おうとすれば体が崩壊してしまう。一方通行の世界ではそう言われていた。どうやらそれはこの世界の魔法でも同じようだった。
ただ魔法を解析するだけ、それだけで超能力者の一方通行に負担がかかる。
「解析は止めだァ、とりあえずアイツを潰す」
解析を止めると一方通行は風を操作し、エヴァに向けて暴風を放つ。
暴風を食らったエヴァはバランスを崩し魔法を放つのを中断する。
「オラァ!オラァ!まだ終わりじゃねェぞクソガキ!」
一方通行は回りにある石などをエヴァ目掛けて蹴る。蹴られた物はあり得ない速度でエヴァへと向かっていく。
「くっ!そんな物で!」
魔法を使い飛んでくる物を迎撃する。
エヴァが迎撃をしていると背後に回った一方通行が攻撃を仕掛けに来る。
その背中には小型の竜巻のようないくつかついている。
「まさか、アイツも飛べるのか!?」
空まで飛べると思わなかったのか一瞬動揺する。しかし迎え撃つため魔法を唱える。
「魔法の射手 連弾・闇の29矢」
29本の魔法の矢が一方通行に目掛けて飛んでいく。だが一方通行は止まることなく矢の中を進んでくる。
矢は一方通行に当たるとさっきとは違い大きくそれていく。
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