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とある麻帆良の超能力教師
とある麻帆良の超能力教師 六話
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夜風が冷たい真夜中、そんな肌寒い中一方通行は一人でコーヒーを飲んでいた。


「俺は何やってンだろうなァ…」


一方通行は深い溜め息をつきながら夜空を見上げた。

こんなことをしている場合ではない、こんなところで教師ごっこをしている場合ではない。一刻も早く学園都市に戻り、打ち止めを守らなくてはならない。
そんなことが一方通行の頭の中をめぐる。


「チッ!だが今の俺に何が出来るってンだよ…」


異世界から元の世界に戻る、しかしそれは学園都市最高の頭脳をもってしても分からなかった。


「ミサカネットワークが繋がってるつーことは何かしらの方法で向こうと繋がってるのは間違いねェ…」


異世界であるにも関わらずミサカネットワークは繋がっている。それは学園都市と繋がっていることを意味している。


「当面はネットワークが繋がってる場所を探すってとこかァ…」


「しっかし垣根の野郎…あいつ俺に調査全部任せやがってよォ…あいつ帰る気あンのかァ?」


愚痴と同時に一方通行は考えていた。ここに来てからどうも垣根の様子がおかしい…
あの垣根は本当に学園都市第二位の超能力者垣根帝督なのだろうか?本当の垣根ならばアホな発言はしないし、なにより自分と出会った時点で異世界であろうがなんだろうが攻撃を仕掛けてくるに決まっている。あの垣根はまるで垣根帝督であって垣根帝督でない、そんな感じがするのだ。


「垣根のアホは後回しだ…今は何よりクソガキの安否が知りてェ…そのためには一刻も早く繋がってる場所を探さねェとなァ」


「それとよォ………何な用だァ、バレてンぞ?」


「ククク…流石とでも言っておこうか?一方通行?それともあっくんのほうがいいかな?」


「てめェは確か、26番エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだったか…なんの用だ?」


一方通行の前に現れたのは金髪の少女エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。彼女は一方通行の正体を知っているかのように話しかける。


「貴様にすこしばかり用があってな、異世界とやらが私も気になるのだよ」


「それで俺に聞こうってかァ?」


「その通りだ、それに貴様からは私の同じような匂いがする」


同じような匂い、それは一方通行の闇の事を言っているのだろう。
一方通行のことも知っているのはおそらく学園長にでも聞いたのだろう。


「てめェ…何者だ?」


「吸血鬼とでも言っておこうかな、勿論魔法使いでもある」


「吸血鬼ねェ…」


吸血鬼…まさかここまでぶっとんだ世界とは思わなかった。まあ自分自身超能力者なため人のことは言えないが。


「どうだ?私の別荘に来てみないか
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