第二章 A's編
第三十五話 『対策会議』
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いなものかな? 専門家の意見としてはどうですか、エイミィさん」
「え? うん、大体それであっていると思うよ。でもあのデバイス達はそんなもの使わなくても十分威力はあると思うんだよね」
「納得ですね。戦っていないけどヴィータって奴はデバイスがハンマーだけあって一点突破型。
それにシグナムのデバイスは形状が剣。だから私達の中でなのはは絶対的に相性が悪いと思うわ。
フェイトのバルデッシュが真っ二つに切り裂かれた事から察するに、砲撃が主体のなのはは距離を取らないと相手にならないと思う。
私がなのはの修行の一環で護身術も教えているけど今回に関しては任せるとしたら中距離、近距離主体のフェイトか接近戦主体のフィアにシグナムは任せた方がいいわ」
「でも私、ヴィータちゃんとちゃんとお話したいよ!」
「あー、うん。それじゃヴィータに関してはなのはに任せるわ」
「うん!」
「それじゃまずはなのはは防御力を上げる事が第一ね。
ヴィータが一点突破型だというのは性格からも分かったから、ならそれ以上に頑丈にシールドを展開すればなんとか戦いになるかもしれない。
魔力が回復次第、魔力の制御をより正確に組み上げる事を心がける事」
「わかったよ、シホちゃん!」
「でも無茶な修行はなしよ。これだけは最初の方針から一切変えないから」
なのはの元気な声を聞いて、とりあえずなのはの方針は決まったとして、シグナムとザフィーラ対策か…。
「次にザフィーラの対策としては…フィア、アルフの事を任していい? 私はなのはと並行してフェイトにシグナム対策を仕込みたいから」
「わかりました。縮地と浸透勁の基本、中国拳法を教えるんですね」
「ええ。きっとアルフは感覚的…後、動物的本能で覚えるのは早いと思うから。
フェイトの使い魔だからこれを使えるようになれば敏捷性はさらに上がると思うから相手を翻弄する際、かなり役立つと思うから」
「へー…ついにあたしもシホ達のような動きが出来るようになるのか」
「それはアルフ次第。フィア、手加減はしなくていいからね?」
「はいです! これから楽しみですね…」
「フィアット…あんた、なにか怖いよ…?」
フィアの少し暗い笑みにアルフは怯えているようだ。
「さて…フェイト。それじゃ最後にシグナム対策だけど私が直々に鍛えるけど構わないわよね?」
「うん…! あのシホとの戦いでシグナムの凄さは十分理解できたから。それに今の私じゃきっとシグナムが本気を出せばただじゃ済まされないと思うし…」
「そうね。まずは目を慣らすしか方法はないわね。
シグナムが次になにを出してくるか予想して最小限の動きで捌いて、且つフェイトの取り柄であるスピード戦でペースをシグナムに握らせない事を第一に考えなさい。なのはもそれは同様よ」
「「はい!」」
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