スーパーロボット大戦OGs
0123話
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の中からでも一応操作は出来そうよ。ちょっと待って……緊急防衛装置、これね……作動確認」
レモンのその言葉と共に、ホワイトスターを揺らしていた振動は次第に消えていった。エネルギーフィールドの展開が無事完了したのだろう。
「さて、命の危機が去った所で色々と聞かせて貰えるかしら? この衛星基地の事とか。……これってあれよね? こちらの世界でエアロゲイターとかいう異星人が使っていた前線基地。連邦の情報ではこのホワイトスターにいたエアロゲイターは全員倒したものの、ホワイトスター自体は消え去ったとあったけど……貴男が懐に入れていたのね」
「そういう事だ。詳しい事はギャンランドで話すよ。他のメンバーに対する説明もあるしな。それに、このホワイトスターを盗んだのはいいが施設の中身はまるで知らないから、一度皆で調べてみないと駄目だろう」
「ええ。それじゃあギャンランドの第一ブリーフィングルームで待ってるわ。あそこなら技術班が全員入れるし」
「ああ。俺もすぐに向かうから、技術班に連絡頼む」
「お願いね」
その言葉を最後に通信が切れたので、グロウセイヴァーでギャンランドの格納庫へと移動し、そのまま第一ブリーフィングルームへと向かう。
「……うわ」
第一ブリーフィングルームへと入った俺の第一声がそれだった。なにしろ、部屋の中にいた技術班20人の目が一斉に俺に向けられたのだから。
しかもその殆どが好奇心にギラついており、『早く話せ、やれ話せ、とにかく話せ、何が何でも話せ』と無言で催促している。せめてもの救いはアギラのような濁った好奇心ではないという事か。
少し離れた所でこちらの様子を面白そうに見ているレモンと、その隣に立っているエキドナの姿に苦笑を浮かべつつ皆の前に立つ。
ちなみに、この場に量産型Wがいないのは艦の状況やグロウセイヴァーの修理、ギャンランドを停泊させているホワイトスターの格納庫を調べたりしているからだ。そもそも量産型Wに自我はない。つまりは知的好奇心というものもないので、情報に関しては後で纏めて知らせておけば問題無い。
「さて……まずは皆、ご苦労だった。アインスト空間を何とか抜け出せて次元の狭間に巻き込まれそうになったりもしたが、このホワイトスターがあれば取りあえずの間は大丈夫だろう。それで……ふむ、まずは何から話すべきか」
「アクセル隊長が持っている特殊能力についてお願いします」
技術班の科学者に問われ、口を開く。
「そうだな。何人かは実際に見て知っていると思うが、俺は生まれつき幾つかの特殊能力を持っている。例えば……」
指を軽く鳴らすと、俺の顔の横に空間倉庫の穴が開く。
「これだな。俺は空間倉庫と呼んでいる。どういう仕組みだったりするのかは持ち主の俺でも分から
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