暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九十話 巫女の秘密
[10/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なくて」
「それで置いていたのね」
「はい、そうです」
「このまま置いていても仕方ないけれどね」
 美穂とサリーはいささか困ったような顔でまたツグミに話した。
「誰か乗れればいいんですけれど」
「セレーナに合いそうだけれどね」
「そうね」
 ツグミはその赤と銀の人型のマシンを見て二人に応える。
「この形はね。見たら兵器も」
「あの人向きですよね」
「やっぱり」
「ええ、確かにね」
 その通りだというのであった。
「それじゃあ。勧めてみましょう」
「はい、それじゃあ」
「後で」
 こうしてであった。セレーナにだ。その機体が紹介されたのだった。
「私に?」
「ええ、そうよ」
 ツグミが笑顔で彼女に話す。
「貴女さっきもう今の機体が限界だって言ってたわね」
「ええ、確かにね」
 それはその通りだと答えるセレーナだった。
「乗り換えたいって思ってたところだけれど」
「それじゃあ丁度いいんじゃない?」
「ここで、なのね」
「ええ、細かい調整はまだだけれど」
「そうね。それでもね」
「状況が状況だから」
 ツグミの言葉も真剣なものだ。
「少しでもいい機体をね」
「そういうことね。とりあえずはだけれど」
「ソレアレスでいくのね」
「あの娘は最後の最後まで乗るわ」
 愛機への愛着に他ならなかった。そrを魅せるのであった。
「だからね」
「そう。わかったわ」
「それでいいわよね」
「ええ。そのかわりね」
「そのかわり?」
「死なないでね」
 こうセレーナに言うのだった。
「何があってもね」
「大丈夫よ。まだやりたいこと一体あるし」
「だからなのね」
「ええ、こんなところじゃ死なないわ」
 笑顔で言うセレーナだった。
「それは安心して」
「安心させてもらうわ。それじゃあね」
「ええ。それじゃあね」
「とりあえずはこの機体は何時でも出られるようにしておいて」
「いざという時にはね」
「それでよ。今は」
「今は?」
 セレーナが問うとだった。ツグミはこのことを話してきた。
「名前よ」
「ああ、この娘の名前ね」
「ええ。何がいいかしら」
「そうね。アレグリアスかしら」
 不意にこの名前を出したセレーナだった。
「その名前でどうかしら」
「アレグリアスね」
「そんな感じだから」
 それでだというのだ。
「だからこの名前でどうかしら」
「そうね。いい感じね」
 ツグミも微笑んでそれでいいというのだった。
「その名前でね」
「そう。じゃあこれで決まりね」
「ええ、それじゃあね」
「さて。名前も決まったし」
「お腹空いてない?ちょっと」
 今度はセレーナからだった。
「今だけれど」
「そうね。それはね」
「戦ったし。だから」
「じゃあ何か食
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ