第八十九話 超勇者黙示録
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られた」
大河は微笑みながら話していく。
「君達にしかできない重要な任務なんだ」
「そういうことだ」
「二人共、今までよく戦ってくれたな」
「有り難う」
誰もが笑顔で二人に話す。
「君達の勇気を」
「私達は忘れないからね」
「いいものを見させてもらったよ」
「本当に」
「グッドラック!」
まずはマイクが告げた。
「また何時か」
「会おう」
「星の海で」
「絶対に」
「迷子にならないようにね」
「気をつけて」
六体の竜達も今は笑顔だ。
「達者でな!」
「何時までも」
「ガオオオオオン!」
ゴルディマーグ、ボルフォッグに続いてギャレオンもであった。
「この宇宙で起こった出来事を」
「地球に伝えてくれよ」
「それで帰ったらな」
「お父さんとお母さんに」
「只今って言うのよ」
誰もが。心からの笑顔だった。
「お袋さん達によろしくな」
「一杯食べて大きくなれよ」
「身体は毎日鍛えろよ」
「勉強も忘れるな」
「友達を大切にね」
「ガールフレンドもね」
「アルマ」
Jもだ。残るのだった。
「ではだ」
「J・・・・・・」
「戦いは終わった」
彼もまた。別れを告げるのだった。
「御前はもうアベルの戦士として生きる必要はない」
「親を大切にな」
「J、ルネ・・・・・・」
「貴方達はね」
命もだ。言葉を贈る。
「三重連太陽系を受け継ぐ地球の子供よ」
「勇気ある誓いと共に」
凱もであった。
「いいな、進め」
「勇気ある誓いと共に」
「勇気ある誓いと共に」
二人が楚の言葉を繰り返す。
「勇者達に敬礼!」
「彼等は我々の生きた証だ」
「その旅立ちを」
「皆で!」
「皆!」
「本当に有り難う!」
「さあ、行くんだ」
凱が最後に優しい声をかけてだ。それで終わりであった。
ゲートが開き二人がそこを通り。そうして。
「ゲート消滅」
「これで終わりか」
「そうだな」
「心残りがないって言えば」
「嘘になるけれど」
それでもだった。彼等は誰もが満足していた。
「あの二人が無事ならな」
「それでいいよな」
「だよな」
「わしもそう思う」
「俺もだぜ」
グン=ジェムとジェリドだった。
「子供の為に命を捨てるのも」
「悪いことじゃないな」
「心残りはあって当然だ」
刹那はそれを受け入れていた。
「それもだ」
「不死身の俺の最期としちゃいいな」
パトリックは微笑んでいた。
「じゃあ、これでな」
「ふふふ、見事だったぞ」
しかしだ。ここでだった。誰かの声がしてきた。
「銀河消滅の危機を救ったのはな」
「!?この声は!」
「ハザル=ゴッツォか!?」
「まさか!」
「その通りだ」
ハザルがだ。今彼
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