第八十九話 超勇者黙示録
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晶」
それだというのだ。
「Gストーンを持つ者は生命のエネルギーを携えた本当の勇気を」
「それを」
「使える者」
こう彼に話すのだった。
「私達生命ある者は皆同じ力を持っています」
「その力を」
「だから」
微笑はそのままだった。
「この先に訪れる困難も」
「僕達のその困難もまた」
「それも勇気さえあれば」
「勇気さえあればなんだね」
「そうです。乗り越えられます」
まさにだ。天使の言葉であった。
「信じています。人がその勇気で」
「勇気で」
「アポカリュプシスさえも乗り越えることを」
こう告げてだった。パピヨンは光の中に消えた。優しい笑みで。
「護・・・・・・」
「戒道・・・・・・」
二人は目を覚まして。お互いの名前を呼んだ。
「大丈夫だったんだね」
「君も」
「よかったデスね」
スワンがその二人を見て微笑む。
「二人共気付いたみたいデスネ」
「いいかな」
スタリオンが二人に話してきた。
「今この次元宇宙はね」
「はい、この宇宙は」
「どうなっているんですか?」
「ES空間ごと消滅しようとしているんだ」
こう話すのだった。
「そうなろうとしているんだ」
「何故かっていうと」
牛山も二人に話す。
「ギャレオリア彗星はもう存在していないからね」
「つまりだ」
火麻は何時になく穏やかだった。
「俺達はここから出られないってことだ」
「この次元が消滅」
「それじゃあ僕達は」
二人もそれを聞いて理解した。
「僕達はここから」
「戻れないんだね」
「しかしだ」
雷牙が落ち込む二人に話す。
「僅かながら希望は残っておる」
「希望が?」
「残ってるんですか」
「そう、それは」
猿頭寺だった。
「ゲートを利用するんだ」
「ゲート!?」
「それをなんですか」
「ジェイアークのESミサイルでね」
それを使うと。二人に説明する。
「ゲートへアクセスするルートを造ることができるんだ」
「そんなことがですか」
「できるんですね」
「もっとも」
雷牙がまた言ってきた。
「そのルートの大きさは」
「どれ位ですか?」
「それで」
「直径一メートル」
それを聞いてだ。二人の顔に絶望が走った。
「そんな、じゃあ」
「とても」
「保持できる時間は二秒間だけだがな」
雷牙は驚く二人にさらに話す。
「さらに」
「さらに、ですか」
「まだあるんですか」
「そのルートを作り出す為には」
その為にだと。彼は二人にさらに話す。
「ロンド=ベルの全エネルギーが瞬間的に必要とされるんだ」
「だからこそ」
大河は微笑んで二人に話した。
「我々は君達二人に未来を託す」
「僕達に」
「それを」
「これは君達に与え
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