第八十五話 ベスの選択
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は動けないがそれでもだった。そのアベルに対して言うのだった。
「不良品は貴様だ」
「僕だと」
「そうだ、ソール十一遊星主」
まずはこう呼んでだった。
「アベルよ」
「アベル!?」
ルネがその言葉に反応を見せた。
「それがこいつの」
「そうだ。所詮はコピーだ」
それに過ぎないとも話すJだった。
「我が友のな」
「そうか、そうなんだね」
「僕が不良品かどうかは」
アベルはそう言われてもだ。まだ冷静であった。
機械そのものと言ってもいい。その口調でまた言うのだった。
「貴方達もです」
「どうするというのだ」
「アルマの様にしてあげましょう」
「何っ!?」
アルマと聞いてだ。Jの声の色が変わった。
「アルマに何をした」
「すぐにわかります」
アベルが二人に迫ろうとする。だがここでまた、だった。
アベルをだ。緑の光が撃った。
「くっ!?」
「誰だっ!?」
「一体!?」
ピルナス達がその光を見て声をあげる。するとだ。
「ルネ、助けに来たわ!」
「命っ!?」
「私だけじゃないから!」
そしてだ。彼も来たのだった。
「はあーーーーーっ!」
護も来た。彼は既に翼を生やしている。
そして緑の光をだ。ピルナス達に向かって放つのだった。
「くっ!」
「まだこんな隠し球があったんですね」
ピルナス達はその光をかわしながら言った。
そして護はだ。ルネとJにもその光をあてた。するとだ。
「動けるね」
「緑の光の力か」
「うん、これ大丈夫だよね」
二人はこれで助かった。それを見てだった。ピルナス達はそれぞれ言うのであった。
「これはまた」
「やりますね」
そしてだった。彼等は姿を消すのであった。
「じゃあ今は」
「これで」
「待て!」
ルネは去ろうとする彼等を追おうとする。
「逃がさないよ!」
「待って!」
しかしだった。その彼女を命が呼び止める。
「今は脱出が先よ!」
「それがなんだね」
「ええ、だから」
「Jも急いで!」
護は彼にも声をかける。
「準備はできてるよ!」
「あれか」
「うん、Jジュエルを持つ者をね」
そのJを見ながらの言葉だった。
「待ってるよ」
「あの場所でか」
「そう。地下深く隠された白き箱舟がね」
「ジェイアーク!」
そしてだった。彼等はそこを脱出してだ。
その舟に乗った。それは。
「ジュエルジェネレーター正常稼働中」
トモロもいた。
「それではです」
「これがジェイアークかい」
「そうだ」
Jは共にいるルネに対して答える。
「この箱舟こそがだ」
「敵にやられちまったって聞いたけど」
「この舟が沈めば」
どうなるか。Jは話すのだった。
「私も生きてはいない」
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