第八十四話 勇者王、最期の刻!
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「貴様に物質世界の掟を教えてやる」
「掟だと」
「そうだ、このゴッドアンドデビルで」
構えに入った。まるでヘルアンドヘブンであった。
「この技でだ」
「ならばこっちも!」
凱もであった。ヘルアンドヘブンの構えに入ったのだった。
そのうえでだ。パルパレーパに対して言う。
「ガオファイガー最大の技で受けて立つ!」
「行くぞゴッドアンドデビル!」
「ヘルアンドヘブン!」
両者がぶつかり合う。戦場に凄まじい衝撃が走った。
そしてだ。双方爆発しながら大きく後退した。その衝撃により。
「ぬおおおおおおおおおっ!」
「ぐうううっ!」
「力は互角」
アベルが両者のその激突を見て言う。
「まさに」
「負けるな凱!」
宙が凱荷対して叫ぶ。
「後一歩で御前の勝ちだ!」
「ああ、わかった!」
凱もだ。宙のその言葉を受けた。
それでだ。再び突き進もうとする。しかしそこで、であった。
両者の間にだ。緑の光球が現れた。オルガがそれを見て言う。
「おい、あれは」
「護かな?」
「似ている」
クロトとシャニも言う。彼等はシンやカガリと共に先陣を切って暴れている。
「だとしたら凱の助っ人か?」
「レプリカの可能性もあるけれど」
「何だ、一体」
「いえ、あれは」
しかしだ。レインがその光球をよく見て言った。
「もっと大人よ」
「あれは」
そしてだ。凱もその光球を見て言う。
「護じゃない!」
「・・・・・・・・・」
「カイン!」
「今だ!」
驚いたその時に隙ができた。そしてだ。
パルパレーパはその隙を見逃さなかった。それでだ。
一気にだ。ゴッドアンドデビルを繰り出し。それでだった。
「ぐわっ!」
「お互いを否定しなければだ」
ガオファイガーを吹き飛ばしたうえでの言葉だった。
「存在し得ない」
「そうだというのか」
「勝者は神となり敗者は悪となる」
意識を失おうとする凱への言葉だった。
「それが物質世界の掟だ」
「くっ・・・・・・」
ガオファイガーはそのまま崩れ落ちた。それこそがだ。
「お、おい!」
「ガオファイガーが負けたって!?」
ヂボデーとサイシーも思わず絶叫した。
「こんなことってよ」
「まさか・・・・・・そんな・・・・・・」
他の面々も唖然となる。しあkしだ。
アベルは冷静なままだ。パルパレーパに対して告げるのだった。
「これで目的は達しました」
「ガオファイガーは倒した」
「はい、では引き上げましょう」
「わかった。それではな」
彼等は帰る。しかしだ。
残された面々はだ。慌ててそのガオファイガーに集まる。
「だ、大丈夫か!?」
「生きているか!?」
「どうなの!?」
とにかく凱の生死が気懸かりだっ
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