第八十一話 ゲート前での決戦
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ですよね」
「それもかなり」
「ええ、大好きよ」
ファとフォウにも述べる。
「もうおやつはこれよ」
「とかいいながら他の甘いものも」
「お好きですよね」
「人間あれよ」
エマは開き直ったかの様に言ってみせるのだった。
「甘いものがあればね」
「甘いものがあれば」
「どうなんでしょうか」
「幸せになれるのよ」
そうだというのである。
「それだけでね」
「それだけでって」
「それはまた」
「事実よ」
エマは強引に中央突破に出た。
「それはね。事実だから」
「えっ、そうきました?」
「強引に」
「強引でも事実よ」
中央突破したならもうそのままだった。
「それはね」
「甘いものがあればですか」
「幸せですか」
「その通りよ。それじゃあ」
エマは勢いのまま微笑んで述べた。
「ケーキを。今からね」
「わかりました」
「それじゃあ」
こうしてだった。エマだけでなく全員でそのケーキを楽しむのであった。そうして彼等は英気を養う。グラドスとの最後の戦いに向けて。
第八十一話 完
2010・12・9
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