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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第八十一話 ゲート前での決戦
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た。
「五月蝿いから永遠に黙っていてくれるかな」
「その行動こそがだ」
 ル=カインは万丈の今の行動を批判しようとする。
「貴様等の野蛮な証拠だ」
「へっ、よく言うぜ」
「全く。自分達のことを棚にあげて」
「それでそう言うなんてね」
「何が華麗なんだか」
「薄汚い奴よね」
「本当に」
 全員でだ。そのル=カインを批判し返す。万丈も言う。
「少なくとも僕達は罪のない者や市民には何もしないよ」
「我等だけだというのか」
「そう、己が優れていると根拠なく妄想し」
 そのル=カイン達への言葉だ。
「そのうえで多くの罪のない人達を殺戮し文化を破壊する愚かな悪人達」
「それが我等だというのか」
「その通り!世の為人の為」
 万丈の名乗りがはじまった。
「悪き者達を滅ぼすダイターン3!」
 そして次の言葉は。
「この日輪の輝きを恐れぬならかかって来い!」
「おのれ、それならばだ」
 ル=カインも彼の名乗りを受けてだ。そしてだった。
「カルラ、ギウラ、ズールの軍を呼べ」
「はい」
「わかりました」
「それでは」
「全ての戦力を投入する」
 彼は言うのだった。
「いいな、そうしてだ」
「決戦ですか」
「遂にですね」
「いよいよ」
「我等の全ての戦力を投入する」
 その通りだとだ。ル=カインは断言した。
「いいな、そしてだ」
「は、はい」
「それでは」
「今から」
「全軍攻撃に移る!」
 ル=カインは援軍を得てさらに指示を出した。
「そしてロンド=ベルもグラドスの裏切り者達をだ」
「はい、わかりました」
「では!」
 こうしてだった。ル=カインは全ての戦力を投入してロンド=ベルに突っ込む。しかしであった。
「よし、今だ!」
「撃て!」
「前面に一斉射撃!」
 この言葉と共にであった。ロンド=ベルは一斉射撃を繰り出しそてでそのグラドス軍の動きを止めた。そしてそのうえで、であった。
「突撃だ!」
「これで終わりだ!」
 その突撃はだ。最早グラドス軍に防げるものではなかった。
 彼等は散々に打ち破られだ。総崩れになった。
「全軍の損害、八割を超えました」
「残る機体も最早です」
「損傷を受けていない機体も艦艇もありません」
「このままでは」
「・・・・・・わかった」
 ル=カインは苦い顔で述べた。
「それではだ」
「はい、それではですね」
「撤退ですか」
「そしてその先は」
「ゲートだ」
 そこだというのであった。
「ゲートにまで撤退するぞ」
「刻印まで」
「そしてですか」
「最後の戦いを」
「私は諦めん」
 彼には意地があった。それは間違いないことだった。
「この程度ではだ」
「では。その為にも」
「今はですか」
「ゲートまで」

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