第七十八話 白い烏
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む、聴かせてもらおう」
ガビルも彼の言葉に乗った。
「これからな。どうするグラビル」
「ガオオオオオオン!」
これが彼の返答だった。
「そうか、我と同じか」
「聴くって言ってんだな」
「そうだ、ではだ」
「ああ、俺の歌を聴けーーーーーーーーーっ!」
バサラの音楽も戦場で鳴る。それを聴いてであった。
グラドスの物達もだ。それぞれ言うのだった。
「あれが地球の音楽か」
「何と・・・・・・」
「聴いているだけで力が出て来るぞ」
「あれがか」
「地球の音楽なのか」
「あれっ!?」
そんな彼等を見てだ。ふとサイシーが言うのだった。
「何か変わった?」
「ああ、グラドスの奴等な」
ヂボデーも気付いたのだった。
「雰囲気がな」
「バサラの音楽を聴いてだな」
「そうですね」
アルゴとジョルジュも言う。
「士気があがっている」
「彼の音楽が届いていますね」
「バサラの音楽ってそこまで凄いんだ」
アレンビーははっきりと驚いている。
「グラドス軍にまで届いて動かすって」
「いや、バサラだけじゃない」
輝はだ。プロトデビルンに攻撃を仕掛けながら言う。
「他の音楽もなんだ」
「音楽にそこまでの力がある」
「文化に」
「だからここは」
さらに言う輝だった。
「二人共、いけるかな」
「はい、何時でも」
「歌えるわよ!」
ランカとシェリルがだ。既にスタンバイしていた。
「それならシェリルさん」
「ええ、ランカ」
そして二人で言い合う。
「ここはですよね」
「私達もね」
「歌ってくれるんだな」
アルトも二人に言う。
「ここは」
「ええ、そうするわ」
「私達だって。歌を聴いてもらいたいからね」
「よし、それならな!」
「ええ、今から聴いて!」
「私達の歌をね!」
マクロスクウォーターからその音楽が聴こえてきてだった。
それがプロトデビルン、そしてグラドス軍を撃ちだ。戦局さえ変えてきていた。
「不思議だ。こうした歌を聴いていると」
「何か。これまでの自分達が」
「ああ、間違っていた」
「そのことに気付く」
こう言ってだった。彼等は今地球を認めはじめていた。
そしてだ。プロトデビルン達の動きが鈍くなりだった。
「よし、今だ!」
「これならね!」
「やれる!」
「決める!」
そしてだった。ゼンガーが斬艦刀を構えてだった。
一気に振り下ろしてだ。敵艦を両断したのだった。
両断された敵艦は爆発して宇宙の中に消える。そしてそのうえでだった。
ロンド=ベルは攻撃を強めプロトデビルンの大軍からグラドス軍に合流した。それを見てだった。
ガビルが言った。
「見事だ。これはだ」
「ああ、今度は何の美だ!」
「音楽美!見せてもら
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