暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第七十八話 白い烏
[2/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ったからな」
「そういえば随分倒したしな」
「それでか」
「じゃあ今は連中については安心か」
「そうだよな」
「そうだ、それにバッフ=クランもだ」
 ギジェの彼等についての話も続く。
「宇宙怪獣やプロトデビルンと戦っている」
「ああ、連中も敵多いんだ」
「そうだったんだ」
「当然バルマー軍とも戦闘中だ」
 ギジェはこのことも話した。
「だからだ。彼等は今戦力の再編成と補充に忙しいのだ」
「じゃあ後はハザル=ゴッツォ?」
「あいつは何時来るかわからないよな」
「あんな奴だし」
「企んでいると考えてな」
「ああ、妥当だな」
 皆それを聞いてだ。こうも考えていくのだった。
「用心していくか、あいつにも」
「あの孫光龍もいるしな」
 ブリットはここで目を鋭くさせた。
「あいつも怪しい奴だ」
「今一つよくわからない人だけれど」
 クスハはその目を不安げなものにさせていた。
「私達の敵なのは間違いないけれど」
「敵といっても色々いるからな」
 ブリットもまた話す。
「あの男は。特に」
「ええ、何かの考えがあるけれど」
「そこも見極めないとな」
「それを考えたら私の相手は」
「俺もか」
 セレーナとクォヴレーはこう考えた。
「わかりやすいわよね」
「そうだな」
「あのスペクトラっていうのはね」
「キャリコだったか。俺を憎んでいるのがわかる」
 それがよくわかるというのだ。
「それならね」
「俺のところに突き進んで来る」
「そこを相手してやれば」
「済むことだな」
「俺は」
 そしてだった。トウマも言うのだった。
「バラン=ドバンだな」
「あの人はもっとわかり易いわよね」
 ミナキがそのトウマに話してきた。
「トウマのことをね」
「相手だと思っているからな」
「そしてトウマも?」
「ああ」
 ミナキのその言葉に頷くのだった。
「俺も。そう思っている」
「そうなのね、やっぱり」
「本当にあいつを倒したくなった」
 トウマの目が燃えてきていた。赤くだ。
「この俺が」
「ならトウマ」
 ミナキが彼に言ってきた。
「何があってもね」
「ああ、俺は勝つ」
「その姿見させてもらうわ」
「頼む」
 そんな話をする彼等だった。グラドスに向かいながら様々なことを考えていた。そうしてそのうえでさらに進むのだった。
 そしてだった。グラドスの星まであと五日の距離まで来た。そこでだった。
「レーダーに反応です」
「どの相手だ」
「はい、これは」
 トーレスがブライトの問いに答える。
「プロトデビルンです」
「というと指揮官は」
「また会ったなロンド=ベル」
 ガビルが自分からモニターに出て来て話す。
「こうして会う。それこそはな」
「何だ?」
「何
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ